...それでいて良人から独立する事の到底できない...
有島武郎 「或る女」
...私が独立することをすすめました...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...そもそも一国の独立するゆえんのものは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...凡そ何に由らず社会に存在して文明に寄与するの成績を挙げ得るは経済的に独立するを得てからである...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...以後経済的にも独立するという条件で...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...僕のいわゆる三条件たる「お互いに経済上独立すること...
大杉栄 「男女関係について」
...まづ独立するために...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...独立するのが慣例であった...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...前にも述べたように常に機会ある毎に独立するような心持で居て...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これよりは一本立ちで独立することとなれば...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分の独立する時機が自然と来たのかも知れぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...独立することも出来ぬ修業中の身で...
田山花袋 「蒲団」
...二つは連帯を断たれて各々独立する外はあるまい...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...道徳から独立するという考えかたを前提としているのである...
中井正一 「美学入門」
...そんなら独立するだけの仕事でもするかと思えば...
夏目漱石 「虞美人草」
...独立するまで、二度は帰るまいと立ち出た実家へ帰って、病をやしない、すこし快くなると釜石鉱山へ行った...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...独立するなら絵を始めなさいと言われたのでしょう」「二〜三人の審査委員から言われました」コニーが遠慮なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今年二十三になる恭二にはまだ独立するだけのものは取れなかった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
便利!手書き漢字入力検索