...もう腕力では母から独立する...
有島武郎 「An Incident」
...私が独立することをすすめました...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...これよりは一本立ちで独立することとなれば...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分の独立する時機が自然と来たのかも知れぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかし彼女の年齢(ねんれい)境遇(きょうぐう)等に照らしにわかに独立する必要があったろうとは考えられないこれは恐らく佐助との関係を慮(おもんぱか)ったのであろうというのは...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...二つは連帯を断たれて各々独立する外はあるまい...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...北支は北支の政権から独立する事によって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...処が近代の論理はこうした言葉から独立することをこそその使命としている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併し種々なる空間の可能性を考える時この関係は物理的空間の独立を否定する結論に達する代りに却って物理的空間が如何にして独立するに至るかの理由を明らかにするに役立つ筈である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...それ故正しく云えば感覚が独立するためには自らの内に直観空間の規範そのものではなくして而もそれに相当する規範性を見出すことが必要となる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...画布がみずから独立すること...
中井正一 「壁」
...専門として独立する価値があるかないかすでに疑問である...
夏目漱石 「作物の批評」
...国家は独立する理由がない...
蜷川新 「天皇」
...独立するよりそっちの方がいいというのですから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...すくなくともなるべく他人に迷惑をかけないようにして独立することです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...うちを出て独立することができるんだ...
山本周五郎 「末っ子」
...平手が独立するまでのことだし...
山本周五郎 「花も刀も」
...そんなら独立するとすれば――職業婦人にならねばならぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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