...もう腕力では母から独立する...
有島武郎 「An Incident」
...色は遂に独立するに至った...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...僕のいわゆる三条件たる「お互いに経済上独立すること...
大杉栄 「男女関係について」
...現在の諸国の独立する以前に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...独立するのが慣例であった...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これよりは一本立ちで独立することとなれば...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかし彼女の年齢(ねんれい)境遇(きょうぐう)等に照らしにわかに独立する必要があったろうとは考えられないこれは恐らく佐助との関係を慮(おもんぱか)ったのであろうというのは...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...意識はもはや意識として独立するものとしては意味を失うのであって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...外界のアフェクションから独立することがその意味だ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...丁年に達したら独立することができるという確信をもって成長した唯一の息子であった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...画布がみずから独立すること...
中井正一 「壁」
...道徳から独立するという考えかたを前提としているのである...
中井正一 「美学入門」
...専門として独立する価値があるかないかすでに疑問である...
夏目漱石 「作物の批評」
...入口のドアで仕切られて他の廓(コンパルチマン)から独立するようになっている...
久生十蘭 「魔都」
...一身独立して一国独立すること前条に言えるごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...すくなくともなるべく他人に迷惑をかけないようにして独立することです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...平手が独立するまでのことだし...
山本周五郎 「花も刀も」
...印度はこの日支の係争如何に係らず独立する...
横光利一 「上海」
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