...五年の後には小さいながら一箇の独立した農民だった...
有島武郎 「カインの末裔」
...独立した世俗のことになった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そのために独立した試験所を設けました所...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...押入れも床の間も廻り縁もついた立派に独立した部屋だったのです...
辻潤 「書斎」
...経験から独立した通用性を有つところの先天的な判断であることが出来たのである...
戸坂潤 「辞典」
...朝鮮民族が日本民族から独立した民族であるかないかは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...作品をそれ自身独立したものとして眺むる時...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...作中の人物や事件から独立した一人の人間で...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...「じゃ兄さんも早くお嫁を貰(もら)って独立したら好いでしょう...
夏目漱石 「行人」
...この意識が変じて独立した物とも...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...それから清はおれがうちでも持って独立したら...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...無位無冠でも一人前の独立した人間だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...イギリスから独立したのである...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...しかしバビロニア文明の採用は決して独立した活動にたいして...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...私たちの意志と独立した自然条件を課せられることは前述のとほりである...
平林初之輔 「文学方法論」
...小さな独立した蒙昧種族が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...独立した武器とはならないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...独立した手狭な一棟であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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