...独立した迸水(ほうすい)が連鎖してシュッシュッと出る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...結城(ゆうき)以後影を隠した徳用(とくよう)・堅削(けんさく)を再出して僅かに連絡を保たしめるほかには少しも本文に連鎖の無い独立した武勇談である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...各々独立した箇々の作として見ても現代屈指の名作たるを少しも妨げない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...大陸から独立した存在として...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その他に独立した新しい或る詩を創(つく)り出そうというのなら...
高浜虚子 「俳句への道」
...そういう夫々独立した哲学や文学などはありはしない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それがもたらす特徴は一枚のタブレットとして独立したる画布の出現...
中井正一 「壁」
...二人ぎりで独立した一軒の家の主人(あるじ)になりすまされたという気分が...
夏目漱石 「行人」
...然し此『先生の遺書』も自から独立したやうな又関係の深いやうな三個の姉妹篇から組み立てられてゐる以上...
夏目漱石 「『心』自序」
...夫と独立した自己の存在を主張しようとする細君を見ると健三はすぐ不快を感じた...
夏目漱石 「道草」
...イギリスから独立したのである...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...ムーソルグスキーの独立した歌曲も凄(すご)い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...継続かつ独立した存在を有するものは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...生産交換の正式の配偶たる貨幣の流通部面の起動力たる独立した商業一般を欠いだため...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...彼女の愛するポーランドは一世紀半の奴隷状態から解かれて独立した...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...本堂の裏に三棟独立した堂宇があり...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...そのように独立した姿がそのままで...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...各語それぞれの独立した起原は考えられぬからである...
柳田國男 「食料名彙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??