...軍人が蹶起しなかったら国の建て直しはできないかのような独善的な考え方――軍人だけが国を背負って立っているようなその思い上りは...
高見順 「いやな感じ」
...さういふ独善的な潔癖を抛擲して...
種田山頭火 「其中日記」
...それはあまりに独善的な...
種田山頭火 「其中日記」
...この期に及んでも私自身の独善的な意思にあわせて物事を差配するのに...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...無論このような一種の独善的な確信は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...すべてそれらの貪欲な独善的なものが...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...――反文化的な貪欲な独善的なものが...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...小柄、そり上げた鋭い顔、鷲鼻、独善的な鼻眼鏡...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...色紙の辞句にあらわれたような観念的でまた独善的な...
宮本百合子 「新しい潮」
...反感の鬼や独善的な冷淡さは...
宮本百合子 「アワァビット」
...文学の独善的な価値評価に現れていた...
宮本百合子 「「大人の文学」論の現実性」
...私の独善的な断定のように見る向きもあろうかと思うが...
三好十郎 「恐怖の季節」
...むしろ「理屈の立たない独断的独善的なおまえの意見を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...独善的な命令や権力的強制で生れる関係ではない...
矢部貞治 「政治学入門」
...独善的なロマンティストの立場である...
矢部貞治 「政治学入門」
...独善的な政(まつり)の跡を物語る夢の古池でしかなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...井の中の蛙(かわず)たちの独善的な強がりである...
吉川英治 「新書太閤記」
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