...銘々が銘々の仕事を独力でやって行くのに或る促進を受ける...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...独力で文明を進める外に道はない...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...全く独力で作った家で独り暮しをしました...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「どうして独力で生活できないのだろうね...
太宰治 「秋風記」
...今の店を独力で経営するようになって...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...独力で学資を出してやってるという...
豊島与志雄 「好意」
...独力で弟を救わなければ名誉にかかわると考えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...独力で孜々として今日の地位を築いてこられたことも...
豊島与志雄 「道標」
...そのうち独力で或る一つの発明をして...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ハッサルが医療のかたわら多数の商品を殆ど独力で分析した724ページの大冊である...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...一方幕府にたいしては今度は独力で浪人やそれに味方する大名にたいして...
服部之総 「尊攘戦略史」
...国宗は独力でやつと職をみつけたものの...
林芙美子 「愛する人達」
...あなたはこれから、独力で、えらいやつに立ち向かうことになるんだが、見かけよりは、しっかりしているようだから、たぶん……うまく、やるでしょう」「そんな謎みたいなことばかり言っていないで、わかるように話してください……愛一郎や秋川氏の話がでたけど、あのひとたちにも、関係のあることなんですか」「もちろん」「秋川夫人の古い恋文にも?」中村は、キラリと目を光らせた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...私は独力でこの事業を守らねばならなかった...
火野葦平 「糞尿譚」
...一年か二年この東京の大学で勉強したらすぐまた土佐へ帰って独力で植物の研究に従事しようと思っており...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...兄といふのが独力で小資本の工場を始めてから彼女の良人(をつと)も其の方へ行つて一緒にやることになつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...小山君夫婦があればこそ僕にこういう幸福が来たけれども朋友の尽力がなければ僕の独力では到底お登和さんを得られない」と誠実なる人だけに朋友の情誼(じょうぎ)を感ずる事深し...
村井弦斎 「食道楽」
...――もとよりそれは独力ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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