...将来独力で理科の進歩するように...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...独力で工夫した部分は殆ど一つもない...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...独力で文明を進める外に道は無い...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...そのうちの商業的なものはわたしが独力ではじめたのです...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...文学的表象が独力で理論体系を打ち立てる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...独力できりぬけてゆこうと決心した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...独力で孜々として今日の地位を築いてこられたことも...
豊島与志雄 「道標」
...それからその向い側に川上音次郎が独力で拵えはしたが借金のカタになったりして因縁附の「改良座」という洋式まがいの劇場もあってそこで裁判劇などを見たこともあったが役者の名前などは一切記憶していない...
中里介山 「生前身後の事」
...最高の裁判官も独力ではなしとげることはけっしてできないでしょう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...一年か二年この東京の大学で勉強したらすぐ復(ま)た土佐へ帰って独力で植物の研究に従事しようと思って居り...
牧野富太郎 「植物記」
...しかもこの場合は妻が独力で私たちの生活のために待合を営業したのであって...
牧野富太郎 「植物記」
...一年か二年この東京の大学で勉強したらすぐまた土佐へ帰って独力で植物の研究に従事しようと思っており...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なぜって、明治のころ、わが国の植物学者が、植物を採集して来ては、それを自分で学名がつけられないので、標本を一々外国に送っては、向うの先生に学名をつけてもらっていたころ、牧野博士が出現して、はじめて独力で、どしどし新学名をつけられ、後世の学者はそれを真似るようになったんだし、現に、いま六千種からある日本の植物のうち、千五百種以上の学名は、博士がたった一人で名づけ親になっているといわれているんだからね...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こういう独力で御先祖になり得た人があったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...独力で日本をリードしようと試みて来た人間である事は事実である...
夢野久作 「近世快人伝」
...これに反して市会議員となると何もかも独力で成り上ったのだから堂々たるものだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...独力で集められた程の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...僕は飽(あ)く迄も独力で研究したかったんだがなあ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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