...外国の力なしには封建制度も鎖国制度も独力で打破することができなかつた事実...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...独力で工夫した部分はほとんど一つもない...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...此の点を充分に考へて将来独力で...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...そのうちの商業的なものはわたしが独力ではじめたのです...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...だから独力で自炊生活をしていたなどと云うものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...文学的表象が独力で理論体系を打ち立てる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...米友の独力で無難に進んだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...独力で今日の地位に驀進(ばくしん)しただけのもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方幕府にたいしては今度は独力で浪人やそれに味方する大名にたいして...
服部之総 「尊攘戦略史」
...「若松実業新聞」を独力で発行している...
火野葦平 「花と龍」
...一年か二年この東京の大学で勉強したらすぐ復(ま)た土佐へ帰って独力で植物の研究に従事しようと思って居り...
牧野富太郎 「植物記」
...まずどうにか独力でやってゆけると考えたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...誰一人手助けをするものなく全く独力でこの荒地を開墾することは...
武者金吉 「地震なまず」
...小山君夫婦があればこそ僕にこういう幸福が来たけれども朋友の尽力がなければ僕の独力では到底お登和さんを得られない」と誠実なる人だけに朋友の情誼(じょうぎ)を感ずる事深し...
村井弦斎 「食道楽」
...こういう独力で御先祖になり得た人があったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...独力で集められた程の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...僕は飽(あ)く迄も独力で研究したかったんだがなあ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――もとよりそれは独力ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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