...銘々が銘々の仕事を独力でやって行くのに或る促進を受ける...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...独力で工夫した部分は殆ど一つもない...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...そのうちの商業的なものはわたしが独力ではじめたのです...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...全く独力で作った家で独り暮しをしました...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それも、決して独力で、とは言わない...
太宰治 「創作余談」
...だから独力で自炊生活をしていたなどと云うものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今度は立派に独力でやつてみなければ...
辻村もと子 「早春箋」
...お前が独力でやるよりも遥かに有利にお前の運命を左右することが出来るのじゃ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...文学的表象が独力で理論体系を打ち立てる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...独力で学資を出してやってるという...
豊島与志雄 「好意」
...橋本君はこれは独力では手がつかぬ...
永井隆 「長崎の鐘」
...そのうち独力で或る一つの発明をして...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...あなたはこれから、独力で、えらいやつに立ち向かうことになるんだが、見かけよりは、しっかりしているようだから、たぶん……うまく、やるでしょう」「そんな謎みたいなことばかり言っていないで、わかるように話してください……愛一郎や秋川氏の話がでたけど、あのひとたちにも、関係のあることなんですか」「もちろん」「秋川夫人の古い恋文にも?」中村は、キラリと目を光らせた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...しかもこの場合は妻が独力で私たちの生活のために待合を営業したのであって...
牧野富太郎 「植物記」
...まずどうにか独力でやってゆけると考えたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...日本では難解の『啓蒙』に基づいて独力で天元術を理解し得たのは...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...人間が独力で立派に生きぬくことを理想としている人間主義者である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これに反して市会議員となると何もかも独力で成り上ったのだから堂々たるものだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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