...銘々が銘々の仕事を独力でやって行くのに或る促進を受ける...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...右七箇年の間夜白(よるひる)尽精相勤候付国中之仕置(しおき)大方相調百姓至迄富貴に罷成候儀乍憚非独力哉と存候依之根気疲果候且復老衰〔難〕致勤仕時節到来候故断申候哀憐愍被思召赦免可被下候左候而幸に二三年も存命〔中略〕候はゞ本望不可過之存候縦拾年弐拾年相勤候人も僅此中之七箇年には不可勝候頃日内証方より右断之段申上候処先以被召留候〔通〕返事被下候此趣を以而宜敷様願存候以上と申しました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...独力で文明を進める外に道はない...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...独力進歩の根底なる研究心の養成は...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...全く独力で作った家で独り暮しをしました...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今度は立派に独力でやつてみなければ...
辻村もと子 「早春箋」
...お前が独力でやるよりも遥かに有利にお前の運命を左右することが出来るのじゃ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...諸侯の力を借りずに独力でもって大事を行うほどの実力を持っていたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...独力その運命の開拓に健闘していた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...しかもこの場合は妻が独力で私たちの生活のために待合を営業したのであって...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...」それからあと、もう少し年を重ねてから、おれは独力で、ピアノの奏法といったようなものを覚え込んだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...人間が独力で立派に生きぬくことを理想としている人間主義者である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういう独力で御先祖になり得た人があったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...独力を以て自己の運命を開拓せり...
山路愛山 「明治文学史」
...僕は飽(あ)く迄も独力で研究したかったんだがなあ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...独力を奈何(いかん)せん……と人知れず哀号(アイゴー)を唱えているところへ又...
夢野久作 「爆弾太平記」
...独力の苦闘を重ねて産を成した一人である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――もとよりそれは独力ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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