例文・使い方一覧でみる「独り」の意味
スポンサーリンク...勝見が独りでいるところを横から見ていますと... 
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...静かで独りぼっちなのでした...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...何とも言えない独り居り場に困っているというような顔をして私の顔を凝乎（じっ）と見ている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...或物（あるもの）を独り勝手に断定してから出立するんだから...
夏目漱石 「それから」
...独りで喧嘩をしているようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...久太夫は独り蹲（つくな）んで見て居りましたが私が...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...独りソクラテスに限っては...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...独りで上へ吊り上げられて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...独りで放浪してゐるのだと...
林芙美子 「浮雲」
...窮迫と不如意と、非才と鈍根に、独り泣くこと、しばしばだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...さっきの唯独りおかれた子供が果してどんな言葉を用いるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恐らくはこのわたし独りであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗人をよそにして独り御馳走をたべる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただおまえさん独りでいろいろ感ぐってるだけだに」「――こうするか」飯篠老はふと杢助の方を見た...
山本周五郎 「似而非物語」
...こいつはどうも」独りでこんなことを叫び...
山本周五郎 「思い違い物語」
...由紀は夜半（よわ）のふしどに坐って独りそっと呟いた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...……朱実にちがいない」又八は、独り、そこに佇（たたず）んでうめくように唇から洩らした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...遠い声――文学者！ 文学者！ 文学者！エロア（独りになる）――しっかりしろ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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