...狩るべからずと云ふのである...
芥川龍之介 「虱」
...どうしても虱狩るべし...
芥川龍之介 「虱」
...こう云う鼠を狩るために鼠を一匹捉(とら)えたものには一日の上陸を許すと云う副長の命令の下ったのは碇泊後三日(みっか)にならない頃だった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...前述の意味に出発点を置くところから狩るというような残忍な語を使用したくないので云う言葉である...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...どこの植物的荒野においてもかれらにとって十分大きな獲物が見あたらないというほどにしたまえ――人を漁(すなど)る者であるとともにそれを狩る人にならせたまえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暗夜深山へ入って猛獣を狩るのを商売にしている猟師のことであるから...
田中貢太郎 「魔王物語」
...當時アメリカ人は獵虎を狩るアラスカ土人に...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...狩るとは野獣に対して用いる言葉である...
永井隆 「この子を残して」
...茸狩るといそばひすもよ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...短歌少女子の小松が根ろに茸狩ると巖阪根阪踏みならすらし吾父ひとのことにかゝづらひて一たびは牢の内にもつながれけるが三とせになれどもことのうたがひははれず...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...落武者を狩る官兵の鬨の声が...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...実は水鳥を狩るにもちいる(くろろ)の鏑形(かぶらがた)の鏃(やじり)によりできたる傷...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...欧人インドで虎を狩るには銃を揃え象に乗って撃つのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...けだし尊者マイラプル王の怒りに触れ刑されて死んだとも孔雀を狩る土人に誤殺されたとも伝う...
南方熊楠 「十二支考」
...船岡へ帰ったら鹿を狩るのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...物見を放ってうかがわせると、関羽の養子関平(かんぺい)と劉封(りゅうほう)の二将が、「周瑜来らば――」と、虎を狩るように、厳しく陣をめぐらしているとある...
吉川英治 「三国志」
...鹿を狩るように追いまわした...
吉川英治 「新書太閤記」
...鹿を狩るように、一同はわらわらと駆け散って、おのおのの部署へ身をひそめた...
吉川英治 「親鸞」
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