...倶不戴天(ぐふたいてん)の仇(あだ)と狙(ねら)ふて...
巌谷小波 「こがね丸」
...海蛇(ショウ・オルム)を狙ってこの偽物を準備したものであろう...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...深い眠りに陥っているところを狙(ねら)うのだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...空巣狙いやコソ泥を縛って手柄顔をするような平次じゃねえ」「…………」平次は女の縄を解きながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巾着切(きんちやくきり)や空巣狙を追ひ廻させられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鐘五郎の命を狙ふ者などの忍び込んだ筈はなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれこの家の身上(しんしやう)を狙つてゐるに違ひないといふ評判で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の妻の精神状態に対して儂が提出するかもしれない供述を無効にしようと狙ったんだろう...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...わたしをつけ狙(ねら)っていました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そしてシルバデール公爵は狙った獲物を確実に捕らえる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...日頃から狙(ねら)いに狙っている女性(にょしょう)たちの耳に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...朝露のこめている教会の樹立ちのかげから母の新しい良人を狙撃しようとする...
宮本百合子 「雨の昼」
...かれは巣甕から下りてくる時にもうすでに狙ひを決めてゐて...
室生犀星 「めたん子傳」
...また真紀子をつけ狙う男の車に向かっても容赦なく突撃した...
横光利一 「旅愁」
...あの日本左衛門がいったん自分をつけ狙った以上は...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここの巴城などは打ち捨て、一路城へ通らんことこそ、おれの狙いだ...
吉川英治 「三国志」
...一太刀にと狙い廻した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あんな風態(ふうてい)さ」「猫みたいな奴らだ」「何を狙いに来るんだろ」「奥の怪我人へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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