...実はその逆の効果を狙った訳です...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一時(じ)の昂奮(こうふん)から要路の大官を狙ったりなどするのは...
大隈重信 「青年の天下」
...教科書に挿入された色々な綺麗な図版などはおそらくこのS先生の掛図と同様な効果を狙ったものかもしれないが...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...僕を呪い狙っているのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...安いドイツ物の海狸に狙いをつけた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...やつが馬車へ乗ろうとする時を狙って...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...勘八が鉄砲の狙(ねら)いをつけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...本物の獅子の代りに獅子の影を狙(ねら)い...
中島敦 「文字禍」
...狙はれて居るのは自分と思はせるには充分(じうぶん)さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「行けないことはありませんが――」八五郎は暫く狙い定めて居りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命を狙(ねら)ふとは限りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前後左右から引きも切らずに来る雑多な車の刹那(せつな)の隙を狙つて全身の血を注意に緊張させ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...矢は、東門の望楼のほとりから、斜めに線を描いて、怒濤のように、われがちと敗走してゆく賊兵の中へ飛んだが、狙いあやまたず、今しも金蘭橋(きんらんきょう)の外門まで落ちて行った賊将孫仲の頸(うなじ)を射ぬき、孫仲は馬上からもんどり打って、それさえ眼に入らぬ賊兵の足にたちまち踏みつぶされたかに見えた...
吉川英治 「三国志」
...それは途中で後醍醐奪回を狙う宮方残党の嵐の前ぶれにたいする彼の予感にほかならない...
吉川英治 「私本太平記」
...なお尾(つ)け狙うているとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...甲賀家の財宝を狙う魔ものが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...*最初から目のかたきに頼朝を狙うていた大庭景親は...
吉川英治 「源頼朝」
...何で! 何の用があって! 女ばかりの留守を狙(ねら)って」「それは...
吉川英治 「無宿人国記」
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