...それよりも鶴さんの目にみえて狎々(なれなれ)しくなった様子に...
徳田秋声 「あらくれ」
...若き時酒のみてとろとろ眠りし心地と狎(な)れたる妓(おんな)のもとに通いし楽(たのしみ)は世をへだてたるごとくなりきと書いた文章の事をしみじみと語り出して...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...涜狎(とっこう)に近い言葉づかいを為し得る奴がどこにいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...余り夫子に親しみ過ぎ狎(な)れ過ぎたための慾(よく)の云わせることかも知れぬ...
中島敦 「弟子」
...この無人の境では空と地とが狎れ合つてのどかに戲れてゐるやうだ...
長谷川時雨 「春」
...昇に狎(な)れ親んでから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...唱は小鳥や動物を狎らす腕が先天的だつた...
牧野信一 「剥製」
...この辺の諸酋長獅の皮を剥製して馬に示しその貌と臭に狎(な)れて惧るるなからしむと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...是には唱歌の事はないが、其女と相狎れ、別莊を幽會の所と爲たとあれば、定めて死にます/\なんてうなつただらう...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...鳥でもこれほどに狎れるものかと思う...
室生犀星 「人真似鳥」
...当時吉原(よしわら)の狎妓(こうぎ)の許に足繁(あししげ)く通って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そんなふうに狎(な)れた接触は好まないのだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一揆の対抗には狎(な)れきっているし...
吉川英治 「脚」
...幕府の祿に狎れた人々の書は...
吉川英治 「折々の記」
...恩寵を加えれば恩寵に狎(な)れて...
吉川英治 「三国志」
...へたに狎(な)れたりして近づけば...
吉川英治 「新書太閤記」
...顔をみると狎(な)れッこい態度で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...繁栄に狎(な)れて...
吉川英治 「源頼朝」
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