...少シク乙夜ノ覧ヲ垂レ給ワン事ヲ」正造はここで「狂愚」の「狂」に縦線を引いて傍に「至」と書き入れ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あゝ嘗て私の狂愚と慚羞とを照した太陽はこの探険の最初の日さりげなく だが 赤々とその身を萎み私をこの植物の大穹窿の中へと解き放つた...
富永太郎 「原始林の縁辺に於ける探険者」
...単に空想で理論で夢想で狂愚で詩だとしていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...「人はかかるばかげた影響の狂愚さを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――理性の宗教はそういう狂愚の一つだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして最も狂愚なのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三年間の狂愚な行ないのために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世には狂愚なる憤怒があり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...昔彼が虚偽とし狂愚として取り扱ってきた他の事実も思い出されて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...パリーは荘厳な大都市たることを止むる時には常に狂愚な大都会となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...狂愚者にして其言...
福沢諭吉 「帝室論」
...三の狂愚あるも之を如何す可きや...
福沢諭吉 「帝室論」
...あたかもかのライプニッツ5の率直にして明快な理論がゴージアス6の狂愚にして薄弱な修辞学を凌駕(りょが)するごとく...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...譬えば私が書生上りの痩文学者(やせぶんがくしゃ)の癖(くせ)に上流社会の人の真似(まね)をして馬車へ乗りたいと言ったら誰でも私の狂愚を笑うだろう...
村井弦斎 「食道楽」
...我々の知恵が神の前では狂愚にすぎないこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の狂愚はわたしを笑わせない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして狂愚に劣らず節制を必要とする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そは狂愚と理性とをめあわせんとするに等しからん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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