...自分勝手に躍り狂っているのでありますから...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...気が狂ってしまうような不安を感じた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...大小の猫が縺れ狂っているとかしか思われなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...一面に唐草模様のごとく暴れ狂っていて...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...建築でいえば立前(たてまえ)だから立前が狂っていては家は建たぬわけ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いつもあんなに笑い狂っているくせに...
太宰治 「パンドラの匣」
...荒れ狂っている波と波の間に落ちる時分になると...
田中貢太郎 「真紅な帆の帆前船」
...肝心(かんじん)の時計が狂っていないようにあらかじめ直しておかなくてはならないはずだのにと敬太郎は父の迂闊(うかつ)をおかしく思った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...号一が視凝めてゐる部分だけが怒り狂ってゐた...
原民喜 「溺死・火事・スプーン」
...僕の頭は燃え狂ってしまうことでしょう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ああ大波は沫(しぶき)を立てて狂っている...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「狂ってない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...狂っている時が多くて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あの男は頭が狂っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――このままでは気が狂ってしまう...
山本周五郎 「菊千代抄」
...矢代は人人の押し狂っているさまよりも...
横光利一 「旅愁」
...踊り狂っている態(さま)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...おまえは気でも狂っているのじゃないか」「なぜですか」「わしは僧侶です...
吉川英治 「源頼朝」
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