...猛獣のように荒れ狂った...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...この戸はどっか狂ったのじゃないでしょうか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...」「狂ったって、狂わなくたって、同じ様なものですからね...
太宰治 「女神」
...狂ったピアノのように狂っている世道人心を調律する偉大な調律師は現われてくれないものであろうか...
寺田寅彦 「備忘録」
...――え? まさか気でも狂ったんじゃあるまいね...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...気でも狂ったように足を踏み鳴らした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...山の湯に来て、見当が狂った...
豊島与志雄 「憑きもの」
...調子の狂ったところは少しもないです...
夏目漱石 「こころ」
...ディアレストはもう気が狂ったようになった...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...真名古警視は大麻(ハッシュ)でも飲んで気が狂ったか...
久生十蘭 「魔都」
...骨牌(かるた)と酩酊(めいてい)とのために狂ったように興奮して...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...気が狂ったようになり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...狂ったようにわめいたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...土台狂った目安ということはない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかもたびたび狂ったり間違ったりするその同じ道具によってそれをするのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...狂ったように喚きたてていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...雷鳴が頭上でとどろき狂った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...杉の梢(こずえ)から、鳩くらいの大きさの鳥が、さっと舞いおりて来て、翼をひらめかしながら、狂ったように、篝火のまわりを飛びまわり、キキッとするどく鳴き、次の篝火へ移ったが、炎にどこかを焼かれたのだろう、横さまに地面へ落ち、ぱっと羽毛を散らしながら、苦しげに地をはたき、転々と身もだえた...
山本周五郎 「山彦乙女」
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