...」といつて状箱のやうなものを出しました...
土田耕平 「狐の渡」
...その状箱のやうのやうなものをあけてみますと...
土田耕平 「狐の渡」
...その真中に状箱を結(ゆわ)いつけたのを肩にかついでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...八の三手紙(てがみ)は古風(こふう)な状箱(じようばこ)の中(うち)にあつた...
夏目漱石 「それから」
...状箱とは正反対に...
夏目漱石 「それから」
...手紙は古風な状箱の中にあった...
夏目漱石 「それから」
...状箱とは正反対に簡単な...
夏目漱石 「それから」
...めづらしき黒鴨の車夫に状箱もたせて...
一葉 「暗夜」
...歴代の将軍が民情を知る具にした訴状箱で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...状箱(じょうばこ)を肩にかけて...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「おれの書状箱にこれが紛れこんでいたんだ」と岡田は云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...とりあえず御差紙は大目付様からの御状箱に入っておりましたか……」「さあ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...大目付様にも何にも生まれて初めて見る御状箱で御座いましたけに...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...状箱を首にひっかけて...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...お前が、飛脚として、わしの家へ来るからには、格太郎が切腹を報らせに来たにちがいあるまい』『えっ、どうしてそれを』『まあよい、状箱のは、遺書か』『いえ、小川町の御藩邸からで』江戸にいた頃、草雲に、近づいていた松蔵は、彼の気持を読んで、そういった...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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