...他日一片の書状で国王の位を失わなければならぬ事があるとしましたら...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...もっと幼稚な多くの犯罪者が警察署へ挑戦状を送る心理がこれとつながっている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...絞死による屍体の血液は比較的長時間に亙(わた)って流動状態にあるものですから...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...いったいどんな状態にあるのか」ということを...
高神覚昇 「般若心経講義」
...パパが現像を木村さんに託した心理状態がどうにも不思議でたまらないらしく...
谷崎潤一郎 「鍵」
...私は部屋へいってその奇妙な書状を取出して来ましょう...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...最も悪い状態にあるのを私は感じた...
豊島与志雄 「理想の女」
...消化すべきものを有(も)たない時の状態みたいになつて...
中島敦 「かめれおん日記」
...紹介状も何もない女の詩なんか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...〈天馬状(かたち)白犬のごとくにして黒頭...
南方熊楠 「十二支考」
...その罪状が確かでない人を拷問したり切りこまざいたりすることの方を凶暴残酷だと考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あとを聞こう」――次は渡辺七兵衛からの書状でございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同校の授業開始は当分困難と認めらるる状態に立到った...
夢野久作 「少女地獄」
...千人が千人とも多少の精神異状的傾向を持たない者はない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...南ノ方からつぶさな当夜の惨状をおききとりあるや...
吉川英治 「私本太平記」
...謙信の古風な果し状を思い出しながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...その病菌は色々な症状を呈しますよ...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...一五九一年には原田孫七郎がルソンへ秀吉の勧降状を持って行った...
和辻哲郎 「鎖国」
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