...この仕事は犬馬の労働が必要だ...
...心にもない犬馬の労を尽しつつ身を終ろうとするのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...われわれはまた諸君のために決して犬馬の労を厭うものではない……」拍手の音は寥々たるものであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...是非一つ吾々のために犬馬の労が取つて戴きたいもんで……」居合はす実業家達は...
薄田泣菫 「茶話」
...犬馬の労もなにも...
太宰治 「創作余談」
...」サインを消せみんなみんなの合作だおまえのもの私のものみんなが心配して心配してやっと咲かせた花一輪ひとりじめはひどいどれどれわしに貸してごらんやっぱりじいさんひとりじめの机の上いいんだよさきを歩く人は白いひげの羊飼いのじいさんにきまっているのだみんなのものサインを消そうみなさんみなさんおつかれさん犬馬の労骨を折ってやっと咲かせた花一輪ややお礼わすれた声をそろえてありがとう...
太宰治 「HUMAN LOST」
...犬馬の労を致す自由を自分達だけに留保したとしか思えない...
辰野隆 「芸術統制是非」
...犬馬の労を執るものあるに至て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「犬馬の労を取るつもりです...
豊島与志雄 「オランウータン」
...警察は会社のために犬馬の労をとったのだ...
宮本百合子 「刻々」
...そうなれば斯業(しぎょう)経営についての犬馬の労は云うまでもなく...
山本周五郎 「陽気な客」
...不肖ながら犬馬の労を惜しまず...
吉川英治 「三国志」
...どうか一臂(いっぴ)の力をかしてくれ給え」「もとより君のためなら犬馬の労もいとわないよ」ふたりは駒を並べて進みながら睦(むつ)まじそうに語らった...
吉川英治 「三国志」
...「犬馬の労も惜しまず」と...
吉川英治 「三国志」
...もとより犬馬の労も惜しむものではありません...
吉川英治 「三国志」
...尊氏のために犬馬の労をとり...
吉川英治 「私本太平記」
...犬馬の労をとり申さんとか...
吉川英治 「新書太閤記」
...犬馬の労もいといません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...犬馬の労もいとわなかった...
吉川英治 「平の将門」
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