...つまり四国の犬神...
井上円了 「おばけの正体」
...生霊がとり憑き、犬神がとり憑き、道を歩いていると七人御先(みさき)が来て、それに往き逢った者は熱病にかかった...
田中貢太郎 「鷲」
...犬神(いぬがみ)をとりつかせるというとるげなぞ」「執念ぶかい奴じゃ」「もう...
火野葦平 「花と龍」
...すると犬神はまるでこわい顔をして口をぱくぱくうごかしました...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...」云(い)ったかと思うとタネリはもうしっかり犬神(いぬがみ)に両足(りょうあし)をつかまれてちょぼんと立ち...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...近世の犬神オサキのごとくであったが...
柳田国男 「山の人生」
...「犬神博士」は私が何等(なんら)の自信もないままに...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
...ところが私の「犬神博士」の方は不慣れなのと...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
...犬神のごきげんを取り...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は犬神の後ろへ寄って...
吉川英治 「私本太平記」
...犬神は怒った...
吉川英治 「私本太平記」
...近ごろやたらに多い犬神憑(いぬがみつ)きです...
吉川英治 「私本太平記」
...そのあわれな一人でございまする」犬神憑(つ)きとは...
吉川英治 「私本太平記」
...そうした犬神憑きの死骸を...
吉川英治 「私本太平記」
...……乱暴な兵までが、犬神憑きには、乱暴をいたしませぬ」「妙に、死後この鎌倉では、高時公というと、一様にみな涙を寄せているらしいの」「逆に、その人を討った新田殿は、冷たい眼で見られがちです...
吉川英治 「私本太平記」
...あれも一つの犬神憑きか...
吉川英治 「私本太平記」
...犬神憑(つ)きか」「違う...
吉川英治 「私本太平記」
...犬神先生と呼んだのでござる」「よしてくれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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