...犬張子(いぬはりこ)を弄(もてあそ)びながら...
泉鏡花 「一景話題」
...犬張子(いぬはりこ)が横に寝て...
泉鏡花 「海異記」
...鳥居のしたにあつまりし太郎(たらう)に次郎(じらう)に草之助(さうのすけ)何(なに)がほしいときいたらば太郎がいふには犬張子(いぬはりこ)次郎がいふにはぶんまはし生(い)きた馬をば草之助...
竹久夢二 「どんたく」
...犬張子や風車を並べたてる様に成りましたれど...
樋口一葉 「十三夜」
...犬張子(いぬはりこ)や風車(かざぐるま)を並(なら)べたてる樣(やう)に成(な)りましたれど...
樋口一葉 「十三夜」
...犬張子(いぬはりこ)や風車を並べたてる樣に成りましたれど...
樋口一葉 「十三夜」
...例(いつも)は薄(うす)くらき洋燈(らんぷ)のもとに風車(かざぐるま)犬張子(いぬはりこ)取(とり)ちらして...
樋口一葉 「われから」
...達磨や犬張子や軽気球が海へ落ちて...
正岡容 「寄席」
...犬張子には汚穢の物を入るゝ事とも云ひ...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...同じ犬張子の名で異製異用の者が種々有たらしい...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...犬張子一双を雛道具の次に圖す...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...素女たりしを證するに必要な犬張子を其道具中に入れたのを女兒共に問れて白地(あからさま)に説明し難く...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...玩具の犬張子(いぬはりこ)などにも...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...小さな犬張子などを買ってやった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...おせんは彼の置いていった銭に幾らか足して大きな犬張子を買い...
山本周五郎 「柳橋物語」
...買って来た犬張子を差出した...
山本周五郎 「柳橋物語」
...おたかはその枕許(まくらもと)へそっと犬張子を置き...
山本周五郎 「柳橋物語」
...おしゃぶりをしゃぶって宮参りの犬張子...
山本笑月 「明治世相百話」
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