例文・使い方一覧でみる「犢鼻褌」の意味

...犢鼻褌（ふんどし）だけを身につけた三人の日本人――小さな... 犢鼻褌だけを身につけた三人の日本人――小さなの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...お互に相手の筋肉を検査する（彼等は犢鼻褌をしている丈である）有様は... お互に相手の筋肉を検査する有様はの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...男は犢鼻褌一つ、年取った女の多くは両肌ぬぎ... 男は犢鼻褌一つ、年取った女の多くは両肌ぬぎの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...流れを下（お）りて来る川舟に犢鼻褌（ふんどし）一つで元気に棹（さお）をさしてるのが眉山で... 流れを下りて来る川舟に犢鼻褌一つで元気に棹をさしてるのが眉山での読み方
内田魯庵「硯友社の勃興と道程」

...たつた一つ紅絹（もみ）の犢鼻褌（ふんどし）を締めてゐるだけだつた... たつた一つ紅絹の犢鼻褌を締めてゐるだけだつたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...ぢき裏の路地の奥に蓬莱豆をこしらへる家があつて倶梨迦羅紋紋（くりからもんもん）の男たちが犢鼻褌（ふんどし）ひとつの向ふ鉢巻で唄をうたひながら豆を煎つてたが... ぢき裏の路地の奥に蓬莱豆をこしらへる家があつて倶梨迦羅紋紋の男たちが犢鼻褌ひとつの向ふ鉢巻で唄をうたひながら豆を煎つてたがの読み方
中勘助「銀の匙」

...男の犢鼻褌（ふんどし）女にあって腰巻と云うの類か... 男の犢鼻褌女にあって腰巻と云うの類かの読み方
永井荷風「偏奇館漫録」

...メリヤスの猿股は支那人の犢鼻褌（とくびこん）に同じきものなれど西洋にては婦人月経中に用ゆるのみにて男子の穿（うが）つものならずという... メリヤスの猿股は支那人の犢鼻褌に同じきものなれど西洋にては婦人月経中に用ゆるのみにて男子の穿つものならずというの読み方
永井荷風「偏奇館漫録」

...犢鼻褌（ふんどし）無用の世となれば義理も大に欠いて然るべし... 犢鼻褌無用の世となれば義理も大に欠いて然るべしの読み方
永井荷風「偏奇館漫録」

...余義理と犢鼻褌を欠いて既に平然たり... 余義理と犢鼻褌を欠いて既に平然たりの読み方
永井荷風「偏奇館漫録」

...丸裸の犢鼻褌（ふんどし）一つであるから... 丸裸の犢鼻褌一つであるからの読み方
中山太郎「屍体と民俗」

...彼はそれを犢鼻褌（ふんどし）のミツへ挟（はさ）んでいるか... 彼はそれを犢鼻褌のミツへ挟んでいるかの読み方
夏目漱石「明暗」

...老師の犢鼻褌（ふんどし）まで洗わせられたと云った... 老師の犢鼻褌まで洗わせられたと云ったの読み方
夏目漱石「門」

...犢鼻褌（ふんどし）の三（み）つにでもくるんで人樣の前へは出さねえ方が無事だぜ」「相濟みません... 犢鼻褌の三つにでもくるんで人樣の前へは出さねえ方が無事だぜ」「相濟みませんの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...犢鼻褌にしたらいいわな」と側にゐる親爺が私に話しかけた... 犢鼻褌にしたらいいわな」と側にゐる親爺が私に話しかけたの読み方
原民喜「小さな村」

...犢鼻褌の類（たぐい）を捨つるは厄年の男女その厄を脱ぎ落すの意とかや... 犢鼻褌の類を捨つるは厄年の男女その厄を脱ぎ落すの意とかやの読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...いつもの犢鼻褌一つの上に... いつもの犢鼻褌一つの上にの読み方
森林太郎「身上話」

...真ッ裸になって赤い犢鼻褌（ふんどし）一つになってしまった... 真ッ裸になって赤い犢鼻褌一つになってしまったの読み方
吉川英治「三国志」