...犢(こうし)の叫び声を完全に真似する行商人に逢った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...親の乳も余りはりません犢(こうし)も小さい...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...母牛はしきりにふりかえって犢(こうし)の方を見ては鳴(ない)ている...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...メリヤスの猿股は支那人の犢鼻褌(とくびこん)に同じきものなれど西洋にては婦人月経中に用ゆるのみにて男子の穿(うが)つものならずという...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...犢鼻褌(ふんどし)無用の世となれば義理も大に欠いて然るべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...日常洋服を着るが故に犢鼻褌をしめず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...その膠は犢の牛の...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...丸裸の犢鼻褌(ふんどし)一つであるから...
中山太郎 「屍体と民俗」
...「金の犢(こうし)の歌」は昔のシャリアピンが良かった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...親分」「河童の元結や犢鼻褌(ふんどし)の乾かないうちに縛りたいところだ」「ヘエ――」平次はガラッ八に後を任せ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その次ぎには犢ほども大きさのある七面鳥が出た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...スープはポタージュ、犢の骨つき、キャビアのオルドヴル...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...スパゲティボロニエスとかいふ犢肉のたゝきの入ったスパゲティ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...現在遠隔の州で極めて低廉に売られている犢肉は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おそらく犢の生涯に初めての挨拶ではないかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから「黄金の犢」も...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...犢鼻褌(とくびこん)をだに著けずに真裸になって踊った...
森鴎外 「細木香以」
...犢(こうし)の神は鼻息荒く立ち上って...
夢野久作 「鼻の表現」
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