...犢鼻褌だけの素っぱだか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...青野峠附近から南にも北にも島全體に亙つて燒印を押して放牧してある牛も犢ほどしかなく...
江南文三 「佐渡が島から」
...犢の肉や臓物、豚の肉、まるのままの鶏、湖水のいろいろな魚や蝦、葱や大蒜(にんにく)や茴香、栗や筍、それからまた、百年もたったという老酒の甕も取出されていました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...当世の人犢鼻褌を欠きながら何ぞかくは義理を重んずる事の甚しきや...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...犢鼻褌(ふんどし)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犢鼻褌(ふんどし)と手拭だけでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「犢」も「こうし」と書きます...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...犢の肉はないかと訊く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ミネストロンと犢の白ソース煮...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...元町のベルネクラブ、オルドヴル、フロッグレッグー脂こくなくてうまかった、次の犢の煮込、シャムピニオンのうまかったこと、パンケーキ・スゼット...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...汝かの犢を舐(ねぶ)って毒を取り去るか...
南方熊楠 「十二支考」
...それから「黄金の犢」も...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○犢のフルカセーは腿肉一斤を水一合へ入れ四十分間湯煮て六ツ位に切りバター大匙一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...これが桃と両方で三十銭位かかりましょうね」○犢の頭一頭分にて種々なる料理の出来るものなり...
村井弦斎 「食道楽」
...○犢は蛋白質壱割六分五厘...
村井弦斎 「食道楽」
...不知牛犢已先帰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...犢鼻褌(とくびこん)をだに著けずに真裸になって踊った...
森鴎外 「細木香以」
...犢(こうし)のような黒犬がはいって来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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