...ドオラテ」は犢(こうし)の臟腑の料理...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...次回のさかりの時をあやまるなと男共及び妻に注意した十六日前夜より寺島の犢(こうし)がしきりに鳴く...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...躯(からだ)尋常(よのつね)の犢(こうし)よりも大(おおき)く...
巌谷小波 「こがね丸」
...われわれのために犢(こうし)を殺してごちそうをしようと言っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...然れどもメリヤスの肌着に至つては犢鼻褌(ふんどし)も同様にて...
永井荷風 「洋服論」
...犢(こうし)の冷肉を一皿とクワス一本を平(たい)らげてから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...犢の肉はないかと訊く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ポタアジュとスパと犢を食った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...他に犢のエスカロップ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もつとも地獄の沙汰も金次第といふから犢鼻褌のカクシへおひねりを一つ投げこめば鬼の角も折れない事はあるまいが...
正岡子規 「墓」
...羔(こひつじ)と犢(こうし)は角なきに頭もて物を推し退くと記した...
南方熊楠 「十二支考」
...おそらく犢の生涯に初めての挨拶ではないかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...別に犢(こうし)の肉を裏漉(うらご)しにして鑵詰(かんづめ)の雁の肝の裏漉しにしたのを交ぜてそれを羊の肉へ蒲鉾形(かまぼこなり)に塗りつけて先ずメリケン粉をつけて玉子の黄身へくるんで...
村井弦斎 「食道楽」
...鮎料理の次に出(い)でたるはこれも犢(こうし)の珍料理...
村井弦斎 「食道楽」
...犢の喉(のど)の下にある僅(わずか)ばかりの珍肉でそのシブレを十五分間熱湯の中で湯煮てまた十五分間冷水の中へ漬けておいて鉄網(かなあみ)の上で上等のバターを塗りながらジリジリ焼いたのです...
村井弦斎 「食道楽」
...これが桃と両方で三十銭位かかりましょうね」○犢の頭一頭分にて種々なる料理の出来るものなり...
村井弦斎 「食道楽」
...わしが代っていってやろうか」「お察しがつきましたか」「犢鼻褌(とくびこん)じゃろ」「そうです」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...犢(こうし)のように唸りだした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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