...最初に君の注意を引いた特異な事物も...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こつそり特異なニユアンスを作品にもりたかつたのである...
太宰治 「道化の華」
...趣味の方面においては特異なる作曲をもって聞こえ...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...一つはなはだ特異な件をお土産にしようと云う約束も...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...クルノーが詳しく指摘しているように解析幾何学は代数そのものによっては尽すことの出来ない或る特異なものを条件として含んでいる...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち解析幾何学の対象は数体系によっては尽すことの出来ない特異なものを含んでいることは否定出来ないこととなる...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...一般のインテリゲンチャに対して学生層が有っているこうした特異な点が...
戸坂潤 「技術の哲学」
...教学主義は日本に於て今日特異な文化的用途を持っている...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...将来特異な才能を示しそうな柳秋雲をも加えて...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...初めて母と私との間の特異な深さを知った...
永井隆 「この子を残して」
...動物も大分特異な種類が多く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...蕪村の情操における特異なものが...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...ある一つの特異な才能を持つてゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...君の好きなように使いなさい」この特異な人物は彼の最後の言葉の中に思いっきりふざけた調子を込めたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ランドリュの声も特異なものであった...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...あっけなくほろび去ってしまう――この特異ないきさつのなかに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...特異な方法が發展した...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...源氏物語的な特異な逸楽(いつらく)を幾世紀となくつづけ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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