...一層特異なものに思われる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その特異な作風が...
太宰治 「火の鳥」
...辨天島は特異な存在である...
種田山頭火 「旅日記」
...クライマックスの狂風の場面の物をかきむしるような伴奏もはなはだ特異なもので画面の効果を十二分に強調する効果がある...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...日本人の特異な自然観の特異性をある一方面に分化させ...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...一般心理現象中で他の場合にはあまり現われないような特異な潜在的現象を追跡し研究するための一つの新しい道を啓示するような事にもなりはしないかと思われるのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...特異な人物の思想や行動に対して...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...この特異な文化は...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...そして隣室から聞えてくる特異な物音の中で...
堀辰雄 「水族館」
...そこに特別な言葉が生じたり特異な習慣が出来たりする現象を吾々は屡々見うけるが...
牧野信一 「歌へる日まで」
...極めて特異な思想感情を...
水上瀧太郎 「覺書」
...ズット以前から一種の特異な精神状態に陥っておられました貴方が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...このような情態は矢代はいつもここで眼にすることであったから別に特異な風景とも思わなかったが...
横光利一 「旅愁」
...ひとたび将軍直々(じきじき)の隠し目付という特異な職能をもって...
吉川英治 「大岡越前」
...もっぱら玄徳軍の財務経理を担当して来たという帷幕(いばく)の中でも一種特異な人材であった...
吉川英治 「三国志」
...巍然(ぎぜん)たる特異な法城を構えていた石山本願寺も...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくに取ってのみ特異な境遇ではあった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...普通の通貨理論が何らの説明を与えない最も特異な事実があるわけである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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