...それから一つの特徴としては...
寺田寅彦 「春寒」
...どれも必ずしもこの校長の人格だけに固有な特徴として非難されるべきものはないのだが...
戸坂潤 「社会時評」
...「探偵小説」はその特徴としてどんなものを含んでいなくてはならないか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...その文明の特徴として...
中島敦 「環礁」
...ただその特徴としては...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...尤も時は一定の方向を取つて進むことを特徴としてゐる故...
波多野精一 「時と永遠」
...かれの著しき特徴として特に強調すべきである...
波多野精一 「時と永遠」
...特徴として身許の手掛りになるような物は一切剥脱してあるのである...
牧逸馬 「土から手が」
...野兎の種の特徴としてあるまじきことを宣言し家犬えの非合法な脱獄が野兎からの合法的な脱獄だとしゃれこんだだが野兎は芸術を持っている!月日がたち殺されたゞけの真率な野兎は傷づけられたみづかきをいたわりあいながら昔の家え帰ってきた野兎は小さいいろりの傍で...
槇村浩 「野兎の歌」
...東西の竜が無翼有翼を特徴として区別判然たるものでない...
南方熊楠 「十二支考」
...この集は最近一年間において短歌をつくる労働者作家が非常にふえたことを一つの特徴として示しているとのことです...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...日本の文学におけるヒューマニズムの特徴として実に近松が余韻をひっぱっています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神隠しの特徴としては永遠にいなくなる以前...
柳田国男 「山の人生」
...これらの全部の負傷兵の種類を通じての特徴として...
夢野久作 「戦場」
...この事件の特徴として左の諸項を認め得たり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...移り気の多い女の特徴として...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...隋唐文化圏内における民族的地方的特徴としての...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...歌舞伎芝居がその様式の一つの特徴として取り入れたものであった...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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