例文・使い方一覧でみる「特」の意味

...大樽のビールを透明ゼラチンで透明にするときにポーターをテーブル・ビールと同時にある量のモラセズおよび少量のゲンチアナ根の抽出液を加えてポーターの特別な香りを保っている...
フレデリック・アークム　Fredrick Accum 水上茂樹訳「食品の混ぜ物処理および調理の毒物（1820）」

...特に唇に表はれて... 特に唇に表はれての読み方
芥川多加志「四人」

...特別によく療治をしてやったらしい... 特別によく療治をしてやったらしいの読み方
芥川龍之介「首が落ちた話」

...さいしょはその洋画家の作品の特異なタッチと... さいしょはその洋画家の作品の特異なタッチとの読み方
太宰治「斜陽」

...そうした日本独特の現実を科学的に解明しつつあるものは... そうした日本独特の現実を科学的に解明しつつあるものはの読み方
戸坂潤「科学的精神とは何か」

...直観は表象の多様をその内に含むという特色を持つ... 直観は表象の多様をその内に含むという特色を持つの読み方
戸坂潤「現代唯物論講話」

...近世の卓越した哲学の多くは批評的・評論的な特色を有っている... 近世の卓越した哲学の多くは批評的・評論的な特色を有っているの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...特に理論の場合だと夫がドクトリンや公式となるのだ... 特に理論の場合だと夫がドクトリンや公式となるのだの読み方
戸坂潤「哲学の現代的意義」

...いつでも容易なそして一時的な特殊の弁護ではなくて... いつでも容易なそして一時的な特殊の弁護ではなくての読み方
ユゴー・ヴィクトル　Hugo Victor 豊島与志雄訳「死刑囚最後の日」

...母親の方はいささか特異な性格の持主で... 母親の方はいささか特異な性格の持主での読み方
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ　Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳「ユダヤ人のブナの木」

...内容は「乱れ髪」を特色づける凛々たる勇気を誇示して恥ぢない歌だ...
平野萬里「晶子鑑賞」

...特殊な気温や地質やまたは物質が秘められてある... 特殊な気温や地質やまたは物質が秘められてあるの読み方
柳宗悦「民藝四十年」

...大体に鳥の挙動や啼声（なきごえ）の特徴と結び付いたものは古くからあった形と見てもよいようである... 大体に鳥の挙動や啼声の特徴と結び付いたものは古くからあった形と見てもよいようであるの読み方
柳田國男「野草雑記・野鳥雑記」

...「特許局へ訴えたらどうか」と云った... 「特許局へ訴えたらどうか」と云ったの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...かかる珍奇なる夢中遊行特有の怪奇なる行動の詳細に亘りて推測する能（あた）わざるものあるは復（また）やむを得ざる遺憾事と言うべし...
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...遂に其の奇特に感じ... 遂に其の奇特に感じの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...太平洋の明るさは特によく分るものだね... 太平洋の明るさは特によく分るものだねの読み方
横光利一「旅愁」

...フィルムを使い切った後は顕著な特徴についてノートに雑なスケッチを取ることになった...
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「狂気の山脈にて」

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