例文・使い方一覧でみる「特」の意味
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スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...男を懊（じ）らすことに特別な興味を抱く侍従の君が...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...要するにこれらの問題の基礎には「粉」という特殊な物の特性に関する知識が重大な与件として要求されるにもかかわらず...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...もう一つ日本人の常食に現われた特性と思われるのは...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...一体観念論の根本特色の一つは...
戸坂潤 「科学論」
...なるほど各文化領域はそれぞれ他の領域では通用しない特有な手法を持っている...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...例の醉漢に特有の厭らしい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...風采なりを現はせる所を其特色とすべし...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...何か特別の目的があり……そうでなければ――お雪がふと思い当ったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...母には特別に佛蘭西語を話した――流暢に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...純吉の滑り方は一種特別だつた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...鼻の両わきにきざんである非常に深く長いシワを特色とする顔に...
三好十郎 「猿の図」
...はじめから特殊な精神異常者にすぎないんだ...
室生犀星 「天狗」
...その夫婦だけの特別な事情はあるんだ...
山川方夫 「愛のごとく」
...眉毛が特に白くて...
山本周五郎 「似而非物語」
...特に婦人を愚にして魂の覚醒を禁圧する必要から...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...特有な嶮路を利用して...
吉川英治 「三国志」
...特にアジア人の血の混じったもの...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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