...「過日もさる物識りから承りましたが...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...本当に驚く程物識りです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...浄瑠璃の文句通りに……」物識りのお客は...
薄田泣菫 「茶話」
...護立侯もかなり物識りだが...
薄田泣菫 「茶話」
...物識りの男は、可笑(をか)しさに噴き出したくなるのを堪(こら)へて、「いや、違ふ...
薄田泣菫 「茶話」
...いや決して物識り振るわけではないが...
太宰治 「お伽草紙」
...ここでちよつと作者は物識り振るが...
太宰治 「お伽草紙」
...物識りのこいさんにも似合わんやないか」この家の雛と云うのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...卑俗な物識り的な...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...いかに耳学問の早い物識りのお喋り坊主でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...なか/\の物識りでもあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いわんやお偉いマルクス学者諸氏やいわゆるマルクス批評家諸公のように物識りになって...
野呂栄太郎 「名人上手に聴く」
...我々はただ現在の知識のみによって物識りなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)よしんば我々は他人の知識で物識り savant になれるにしても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「おじさんよりは物識りだよ」と言いえない者は一人もいないくらいです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まずもって誰か物識りをつかまえて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肚立てるのも無理がないさ」戸籍係りの時二郎が物識り顔で言った...
矢田津世子 「凍雲」
...あれは西方の海洋から渡ってきた夷蛮(いばん)の霹靂車という火器だ」物識りらしくいう者があって...
吉川英治 「三国志」
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