...昔(むかし)の威力(いりょく)を物語る戦勝記念標の高い旗竿(はたざお)を見上げています...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...彼女は育児法に就て極めて巧妙に物語る...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...工手の殺害に峯吉の安全燈(ランプ)の不思議な出現に至るまで逐一詳細に物語ると...
大阪圭吉 「坑鬼」
...就て物語るを知る...
高木敏雄 「比較神話学」
...モンタージュの芸術であることを物語る手近な一例に過ぎない...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...必然的な運命を物語る概念なのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――この状態は吾々に何を物語るか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...物語る言葉でなくてはならぬ...
戸坂潤 「科学論」
...之はデモクラシー的大衆の悟性を物語るものだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之は最も純粋な恋愛情緒を物語るが...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...自分も市街阻絶(バリケード)戦に参加した一人であると言わぬばかりにほのめかしながら物語るのが大好きであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...変なことになりました」取巻がつけ加えて物語ることには...
中里介山 「大菩薩峠」
...役僧某(なにそれ)これを物語ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...シヤボン屋主人の物語る所によればその第三シヤボン庫と第四シヤボン庫との間にある朽根(くちね)は彼の幼時なほ緑葉を見るに及びたる老樹にして昔は聖堂構内の物なりしといひ伝へたりと...
正岡子規 「四百年後の東京」
...その詳細は以下の本文自身が物語るであろうから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従つていつでも存在してゐるものに就いて物語ることである...
三木清 「消息一通」
...パリーを私に最もよく物語るのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...その物語るところは多く天平の異聞であるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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