...この光の物語るところによってこれらの星が皆我々の地球上にあると同種の諸原子から成立っていることが分るのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...などと物語るのでしたが...
太宰治 「人間失格」
...今その大要を物語ることにしよう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その視覚に応じて反射的に行われる羽翼の筋肉の機制の敏活を物語るものである...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...必然的な運命を物語る概念なのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...資本主義が一夜々々を過ごすために物語るアラビヤンナイトだったのだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...自然科学に於ける数学適用の特質を物語るものと云って好いだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之は何を物語るのであるか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...うまく詳しく物語ることができた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お角はお銀様に物語る前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の國の歴史と國情を物語るものとして...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...後の事実を先に物語ることがあるかもしれない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私もやっぱりそのような詩趣を失わずに物語るのがふさわしいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし今は我慢の出来ない自愛と内外に向つて自分の生存を快適に物語る時を得たので...
室生犀星 「愛の詩集」
...前記のような事実を辛うじて物語るには語ったが...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...程普の物語る由来に聞き恍(ほ)れていた...
吉川英治 「三国志」
...なお玄徳のきょうまでの隠忍艱苦(いんにんかんく)のかずかずを物語ると...
吉川英治 「三国志」
...彼れの偉大さをよく物語るものといわなければならない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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