...事実世間でいわゆる「物知り」なるものは...
石川欣一 「可愛い山」
...そして皆んながふだん尊敬してゐる物知りのポオル叔父さんのところへ行つて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...なかなか物知りであった...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...わが国の昔の文人は――その当時の物知りであった――まあこんなことを言っている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...物知りには笑われるから...
高浜虚子 「俳句への道」
...「世々の物知り人...
太宰治 「もの思う葦」
...物知りげな女たちや無神経な娘たちが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...長者はその物知りのところへ使いをやって...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...都の物知りから聞いてきたところでは...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...と物知りは言ったそうです...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...余り物知りでなき人までも...
中里介山 「大菩薩峠」
...ワルマ卿の人となりは知能が高く、物知りの大家、バイオリンの名手と聞いています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...自分の物知りをひけらかしたりするために討論したりするからいやだと...
「おもかげ」
...妻は夫の肌衣と上衣との区別さえ知っていればそれで十分物知りである」と答えたのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一方に美丈夫で・物知りで・健康で・明哲で・もろもろの安楽を豊かにたのしみ・静かなまったく彼だけの生活を営み・その霊魂は死や迷信や悲痛やそのほか人間の免れがたいいろいろな拘束に対して備えられており・最後には戦争において武器を手にしたまま祖国のまもりのために死んだ・という...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...多くの物知りには考えられていた...
柳田国男 「海上の道」
...まだ若干の物知りの間に...
柳田国男 「山の人生」
...蒙古人のことだと説明した物知りさえあった...
柳田国男 「雪国の春」
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