...村のなまけものや物知りがたむろしている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...なんだ物知り顏に自分許り解つた風に...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...あの人なら僕たちよりずっと物知りだから...
海野十三 「宇宙戦隊」
...「世々の物知り人...
太宰治 「もの思う葦」
...江戸時代随一の物知り男曲亭馬琴(きょくていばきん)の博覧強記とその知識の振り廻わし方は読者の周知の通りである...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...物知り顔の人々は言っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...物知りげな女たちや無神経な娘たちが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...退屈な喜劇と世俗的な物知り顔...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...都の物知りから聞いてきたところでは...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...と物知りは言ったそうです...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...――路は分れて二筋となる」「左へ切ればここまで十哩(マイル)じゃ」と老人が物知り顔にいう...
夏目漱石 「薤露行」
...僕はいつでも Agnodice の逸話を思い出すのさ」と物知り顔にしゃべり立てる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうしてあんなに物知りだったのだろう...
野村胡堂 「胡堂百話」
...物知り――そんな位なところなのだったのだ...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...自分の物知りをひけらかしたりするために討論したりするからいやだと...
「おもかげ」
...いや今なお生きている人の中で一番の物知りで・しかもその精神がきわめて洗練されていて公正な・じつに我がトゥルネブス*の兄弟ともいうべき・あのユストゥス・リプシウス**のような人が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物知りぶって見せるには役立つが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだ若干の物知りの間に...
柳田国男 「山の人生」
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