...暫らく物珍しい眼を離さなかつた...
芥川龍之介 「秋」
...僕にはやはり物珍しい...
芥川龍之介 「点心」
...私は物珍しい眼を挙げて...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...葉子は一か月の余も遠のいていた新聞紙を物珍しいものに思ってざっと目をとおし始めた...
有島武郎 「或る女」
...従って大いに物珍しいのだとのことであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まことに物珍しい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その他私には物珍しい種類を引上げつつあったのだが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...タールや潮(しお)の香も何か物珍しいものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...八 黒焼き学生時代に東京へ出て来て物珍しい気持ちで町を歩いているうちに偶然出くわして特別な興味を感じたものの一つは眼鏡橋(めがねばし)すなわち今の万世橋(まんせいばし)から上野(うえの)のほうへ向かって行く途中の左側に二軒...
寺田寅彦 「自由画稿」
...互いにいくらか物珍しい興味をもって交渉しているのである...
寺田寅彦 「千人針」
...この道程(みちのり)もさほど遠いとも思わず初めの中(うち)は物珍しいのでかえって楽しかった...
永井荷風 「日和下駄」
...物珍しい一行を見てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その光景はかなり物珍しい見物(みもの)でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして物珍しい楽屋裏を見せつけられたのでは腹の虫がおさまりっこはないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...物珍しい建築として見るのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸聞くと物珍しいようであるが...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...物珍しい生き生きした気持で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...物珍しいものでも見るように...
吉川英治 「日本名婦伝」
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