...暫らく物珍しい眼を離さなかつた...
芥川龍之介 「秋」
...僕にはやはり物珍しい...
芥川龍之介 「点心」
...私は物珍しい眼を挙げて...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...従って大いに物珍しいのだとのことであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私たちが近よると物珍しいと見えて...
上村松園 「中支遊記」
...私は物珍しいのでそれをスケッチした...
上村松園 「余齢初旅」
...子供達は何事も物珍しいと見え...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何という事もなく物珍しい心持がして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...物珍しい一行を見てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...物珍しい目で船の内外を見廻しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...その光景はかなり物珍しい見物(みもの)でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして物珍しい楽屋裏を見せつけられたのでは腹の虫がおさまりっこはないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸聞くと物珍しいようであるが...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...物珍しい生き生きした気持で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...それが物珍しい奈良界隈(かいわい)の都会的な物への物欲に移行していって...
吉川英治 「私本太平記」
...物珍しいものでも見るように...
吉川英治 「日本名婦伝」
...外人の男女へ物珍しい眼をする子供ではなかったが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...わけもなく物珍しい好奇心に唆(そそ)られていたのであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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