...我々は死物狂(しにものぐる)いで追いかけたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その日よりして物狂はしく...
巌谷小波 「こがね丸」
...小網(さで)にかかれる白鮠(しらはえ)のわれもかひなく驚きて、唯恐れある物狂、ここに道なし、快樂(けらく)なし...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ズッフェンの物狂おしい攻撃で...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いよいよ物狂おしく...
太宰治 「饗応夫人」
...死に物狂いで締めて来た...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...三郊外のホテルのある一夜――その物狂わしい場面を思い出す前に...
徳田秋声 「仮装人物」
...どう死物狂いになって来るか...
直木三十五 「南国太平記」
...死に物狂ひの揉み合ひで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...音響と共に小屋全体が物狂ほしく踊り出して...
牧野信一 「沼辺より」
...物狂わしくなるほど腹が立っている...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...只圓の通りに遣るのにはそれこそ死物狂いの気合を入れてまだ遠く及ばない事がわかって...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...情婦(おなご)の出来工合が違いますケニ一生懸命の死物狂いで青天井を向いて叫(おら)びます...
夢野久作 「近世快人伝」
...死に物狂いの体で足の下を掘り返しはじめた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...捕手を相手に死物狂いと見えました...
吉川英治 「江戸三国志」
...死物狂いに絶叫した...
吉川英治 「三国志」
...物狂わしいご悲嘆だなどと...
吉川英治 「私本太平記」
...この死に物狂いが揚げる破軍の声だったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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