...物恐ろしい仮睡に総ての人を誘うのである...
有島武郎 「かんかん虫」
...地獄絵にそっくりの物恐ろしい有様...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...物恐ろしい戦場が現われる...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...山の中は物恐ろしい...
寺田寅彦 「写生紀行」
...山の中は物恐ろしい...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...夜になるとそれが美しくまた物恐ろしい童話詩的な雰囲気(ふんいき)を田園のやみにみなぎらせるのであった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...物恐ろしい空いっぱいに樹幹の揺れ動き枝葉のちぎれ飛ぶ光景を見ている時...
寺田寅彦 「笑い」
...物恐ろしいところがある...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...毒々しい真紅(しんく)な唇が妖怪らしく蒼(あお)ざめた顔色と物恐ろしい対照を作り...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...芳年(よしとし)の三十六怪選の勇ましくも物恐ろしい妖怪変化(ようかいへんげ)の絵や...
水上滝太郎 「山の手の子」
...物恐ろしい無言の人間が二人そこに置かれたきりだ...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
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