...こうして物別れになった...
梅崎春生 「狂い凧」
...十数名の警官が馳けつけてようやく無事に物別れとなった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...最終まで理解が来ないで物別れになる...
田山録弥 「雨の日に」
...而して閣下と伊藤侯との物別れと為り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ついに物別れになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは発矢(はっし)と熱を曳(ひ)いて無極のうちに物別れとなる事がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...人に止められて物別れになつたこともあるよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人に止められて物別れになったこともあるよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物別れた平次もさすがに唸(うな)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...話が物別れになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冷評を浴びせられて物別れになるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これで物別れは飛んだ辻斬りさ」と...
山本笑月 「明治世相百話」
...お互いの脳髄を怪しみ合いつつ物別れになる事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...熱海(あたみ)街道をひきあげて来る途中――かの相良金吾(さがらきんご)と物別れになり...
吉川英治 「江戸三国志」
...それはまた冷たい物別れを見てしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...まま物別れになりそうな危局(ききょく)にさえ度々落ちかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...めったにこの交渉を物別れにさせてはならないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...でその時はこういう結論で物別れになったのが...
和辻哲郎 「享楽人」
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