...突然物凄い雪嵐(あらし)が一行を襲い...
石川欣一 「可愛い山」
...物凄いんだネ」「そんな話は...
海野十三 「空襲下の日本」
...物凄い唸声(うなりごえ)をあげて...
海野十三 「空襲警報」
...物凄い音響がした...
海野十三 「空襲葬送曲」
...物凄い浪の音が小さな漁師の家を揺り動かすように響いた...
田中貢太郎 「海坊主」
...物凄い叫喚の場処はすぐきた...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...あの中に投り込めば、俺もお前も、この物置も、木端微塵(こっぱみじん)に吹き飛ばされた上、百樽の毒薬は、神田上水の大樋(おおどい)の中に流れ込むぞ――」「…………」寸毫の隙もない相手の気組みと、その物凄い顔色、わけても思いもよらぬ言葉に、さすがの平次も驚きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二度と見られないような物凄いものだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...例の直ぐ刄の物凄い匕首が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...物凄い火花が散つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...物凄い勢で廊下を突き進んで来ると...
北條民雄 「間木老人」
...何とも云へず物凄いやうな色で一樣に塗り潰されてゐるばかりである...
堀辰雄 「鳥料理」
...二階下の正門前の犇めいている物凄い群集の喚声に聴き入っているのだ...
牧逸馬 「双面獣」
...太く物凄い九郎の喚声ばかりが陰々と響き渡つてゐた...
牧野信一 「鎧の挿話」
...物凄い轟音と共に家全体がグラグラッと揺れる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...如何に超自然な物凄い手で...
夢野久作 「暗黒公使」
...その物凄い度胸の力……その力に押え付けられるように私は又...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その追撃は物凄いばかり急だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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