...もつと物凄い檀家総代の眼つきやに馴れきつてゐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...』そこで物凄い勢で追っかけてったよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...いわば非常に物凄い...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...そして、物凄い、慄然(ぞっ)とするような物音を立てて、その鎖を揺振(ゆすぶ)ったので、スクルージは気絶してはならないと、しっかりと椅子に獅噛み着いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...額の左口に物凄い瘡痕(きずあと)のある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番物凄い最期を遂げた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石突(いしづき)の附いた物凄い棹(さを)を取り出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冥途(よみじ)の妖鬼の叫びを思わせる物凄い表情は...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...ちょっと形容しかねるような物凄いようすをしている...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...冬の月が誠に能(よ)く照して何となく物凄い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夜は物凄いやうに眞暗(まつくら)で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...再び物凄いとどろきに移つた...
牧野信一 「奇友往来」
...最早昔日のごとくに丈高い物凄い繁茂のさまを見せてはゐなくなつてゐた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...いはば道のはたで大釣鐘が独り立つて居るといふやうな物凄い淋しい場合を趣向に取つたつもりであるから...
正岡子規 「病牀六尺」
...物凄い血相と大声を向けていた...
吉川英治 「三国志」
...物凄い音がつらぬき...
吉川英治 「私本太平記」
...物凄い力で数十米も釣上げられ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...つづいて物の倒れる音、罵る音、叫ぶ声、最後に喉でも突き刺されたような恐ろしい、物凄い、荒々しい悲鳴、唸声(うなりごえ)がする...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??