...(火星の動物らしい)山木は...
海野十三 「火星探険」
...死んだ彼の兄の方はだらしない人物らしいが……)帆村は心の中で思ったが...
海野十三 「地獄の使者」
...先年蘇克蘭(スコットランド)のネス湖に前世紀の生物らしき巨獣が現れたという怪ニュースをそれは本当に有り得ることかもしれないと考えるだろう...
海野十三 「地球盗難」
...余程(よほど)大物らしいね」「木島君は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...何か母の手荷物らしいものを置いて出て行つたのは受附の大木さんらしかつた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...何だか借り物らしい心持がすることと考えますが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...これはとにかく醜悪の性格を有する生き物らしいと思つてゐると...
太宰治 「お伽草紙」
...駅員がその女の持ち物らしいバスケットをさげてすましてついて来た...
寺田寅彦 「軽井沢」
...人物らしい臭いのする奴は...
中里介山 「大菩薩峠」
...今朝はちょっと本物らしく見えるのだから愉快である...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...食べ物らしいものは見當らない...
林芙美子 「暗い花」
...中年の好人物らしい主人は...
正岡容 「わが寄席青春録」
...』正兵衞は男爵が本物らしいので...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...人物らしい人間は一匹もおらん...
山本周五郎 「季節のない街」
...獲物らしいものは見えず...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これも拝領物らしい...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...固く封じた巻物らしい包みと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...気稟(きひん)がみえる」「人物らしいな」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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