...物の道理のわかろうはずはない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...物の道理に合わない……」彼は言い切った...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...お前さんだって確かに物の道理はわかってるはずだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物の道理は、恐ろしい」「わしの娘が、江戸へ嫁(かた)づいておりますので、そいつが心配で、心配で」「ああ、あの娘は、お前さんのか」「御存じで?」「江戸の娘なら、大抵、知っている」「いいえ、嫁で」「嫁なら、猶詳しい」「お父っあん、こいつあ、狂人だから、相手にしなさんな...
直木三十五 「南国太平記」
...こんな物の道理はなかなか...
中里介山 「大菩薩峠」
...物の道理がわかって...
中里介山 「大菩薩峠」
...此は少し物の道理を辨へたものゝ知らぬ筈はない所である...
長塚節 「開業醫」
...智の質は理性にて事物の道理を知ること...
西周 「情智關係論」
...さすがに堅い文字も讀み物の道理も辨(わきま)へてゐるだけに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...追つ拂つて貰ふわけには行かないものかと――」「もう澤山だよ」「物の道理を言ひ聞かせるなり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう少し物の道理のわかつた人かと思へば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勇さんだからとてあの通り物の道理を心得た...
樋口一葉 「十三夜」
...勇さんだからとて彼(あ)の通り物の道理を心得た...
樋口一葉 「十三夜」
...貴人痴呆にして物の道理の分らぬこと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ああいう手合いには物の道理を言って聞かせてやった方がええのじゃ! 言葉ちゅうものは誰にだってこたえるものじゃ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...智恵はもって物の道理を発明し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...リーゾニングとは事物の道理を推究して自分の説を付くることなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...物の道理や筋道……そんなジミな...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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