...これは植物の本には書いてない...
石川欣一 「可愛い山」
...東京の物の本など書く人たちは...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...それはどんな植物の本でも...
江戸川乱歩 「影男」
...之は全く物の本末を取り違へて居るのである...
丘浅次郎 「固形の論理」
...そうして蒸留された国民思想のエッセンスを森羅万象(しんらばんしょう)に映写した映像の中に「物の本情」を認めたのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...物の本当の姿は見て取れないものだ...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...宮崎県の米良山(めらやま)の山村でも同じく弓を持つと物の本に載せてある...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...物の本体を証得しないものには形も声も無意義である...
夏目漱石 「虞美人草」
...むずかしい物の本を持っていることでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘らしく小布(こぎれ)の箱と物の本二三册と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高慢らしい物の本などをひろげてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これらのはたらきの完全な歴史がとにかくかの事物の本質を包括するのである...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...論理の運動は物の本質の運動とならねばならぬ...
三木清 「哲学入門」
...なるほど我々が物の本体を知っているかどうかは...
三木清 「哲学入門」
...形は物の本質、真の存在と考えられた...
三木清 「哲学入門」
...しかし後者にしても物の本性のうちに(in natura rerum)あるのであつて...
三木清 「認識論」
...物の本や通の話にあるような風味はなかなかわからぬ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...……君は昔から物の本に載っている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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