...急ぎ(in haste)物の具に身を固めたが...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...この事物の具体性が分析に際して形式と内容との連帯性として働かない時...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...処が科学は事物の具体的な分析のためにこそ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...飾り物の甲冑物の具をいちいち分解にかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...物の具の体(てい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋のあなたに輝くは物の具である...
夏目漱石 「薤露行」
...制作によって生産様式的に物の具体概念を把握するということができる(かかる意味において美も真である)...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...――まだ白河会津までは何百里」「うだるなア」「いっそ物の具など...
吉川英治 「大谷刑部」
...身に物の具をまといだした...
吉川英治 「三国志」
...物の具を振り捨てて素裸(すっぱだか)同様なすがたとなり...
吉川英治 「三国志」
...擒人(とりこ)ども六十余名の太刀物の具をはぎ取って赤裸になし...
吉川英治 「三国志」
...物の具をつくろうて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...儂(み)の物の具を直ぐこれへ」「お鎧(よろい)を」「誰ぞに申しつけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...物の具のまま一碗を喫し...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬には飼い、物の具ととのえ、荷駄(にだ)兵糧の用意も変に応じて、ぬかりなきように」と、いい合わせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...身につけまとう物の具さえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、箸(はし)をおくや、いつもの家康とは、まったく別人のように、物の具出せ、馬を曳け、貝を鳴らせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...幼子たちは、御老母さまと、女たちにあずけ、助十郎も、初めての合戦を、お城の守りでするがよいと、物の具、着込ませて、御人数の中へ出してやりました」「よくぞ気づいた...
吉川英治 「新書太閤記」
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