...太刀物の具がはっきりしないばかりでなく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...馬物の具の無心であつて(would have asked for)食ひもの許りではなかつたらう...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...近付く姫と隙間なく(at all points)物の具つけたゲーレスとを見た...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...この事物の具体性が分析に際して形式と内容との連帯性として働かない時...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...物の具の体(てい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...物の具に身をかためて南の国の暑さに堪えたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして電瞬のまに各、物の具をつけ、馬を曳き、軍需の物を積み、馬揃いに群(む)れ集まって、貝が音(ね)、太鼓の音とともに進発する軍隊に対して、領下の老幼男女(なんにょ)は、いつまでもいつまでも声涙を抑えて見送っていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...汝らも物の具とって...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼は物の具も解かず...
吉川英治 「私本太平記」
...物の具をつくろうて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...物の具をいでたつ間に...
吉川英治 「新書太閤記」
...儂(み)の物の具を直ぐこれへ」「お鎧(よろい)を」「誰ぞに申しつけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――身装(みなり)は」「一(ひと)かどです」「ふーム?」「物の具に...
吉川英治 「新書太閤記」
...濛々(もうもう)と立ちけぶっている物の具きびしい騎馬剣槍(けんそう)を見るや...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬には飼い、物の具ととのえ、荷駄(にだ)兵糧の用意も変に応じて、ぬかりなきように」と、いい合わせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、箸(はし)をおくや、いつもの家康とは、まったく別人のように、物の具出せ、馬を曳け、貝を鳴らせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...先立つ武者たちの物の具が...
吉川英治 「源頼朝」
...五千六千の牢人は物の具とってすぐ馳せあつまるだけの手飼の衆もあるとやら――」「ははは...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??