...ヘラクレスのような体格と物すごい腕力とのおかげで...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...本牧(ほんもく)の沖合いまで東京湾の海は物すごいような草色に...
有島武郎 「或る女」
...自分にすら物すごいほどなまめかしく映っていた...
有島武郎 「或る女」
...底のない物すごい不安だった...
有島武郎 「或る女」
...まざまざとした煩悩(ぼんのう)が勃然(ぼつぜん)としてその歯がみした物すごい鎌首(かまくび)をきっともたげるのだった...
有島武郎 「或る女」
...のたうち回ってうめき叫ぶその物すごい気配(けはい)はもう迫っていた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...物すごいインド藍(あい)の底のほうに...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...いったんこわれた波はすぐまた物すごい丘陵に立ちかえって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...高原特有の物すごい雷鳴があり...
石川欣一 「可愛い山」
...ここが物すごい遠浅で...
石川欣一 「比島投降記」
...高原特有の物すごい雷鳴があり...
石川欣一 「山を思う」
...ぱーッと物すごい土煙(つちけむり)があがった...
海野十三 「超人間X号」
...夫婦喧嘩をして怒(いか)った女が飛び込んだのが死骸もとめずにただ髪だけが残ったというのは物すごい物語りだ...
高浜虚子 「別府温泉」
...なんだか少し物すごいような気持ちがした...
寺田寅彦 「藤の実」
...物すごい集団的な喚声(かんせい)が...
中村地平 「霧の蕃社」
...その「物すごい」目を一閃(せん)放っておいて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...物すごい風采をした人物に出会った事がない...
夢野久作 「近世快人伝」
...物すごい出来事の記憶がアリアリと浮かみ現われ初めた……と見るうちに...
夢野久作 「一足お先に」
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