...お鳥も亦取り澄ました物々しい態度でまだ一言も云はず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...非常に物々しい捜索が始められた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...この一行はかなり物々しい乗物二梃に...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにか物々しい屋敷といえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも何と云ふ物々しい...
長與善郎 「青銅の基督」
...たわいもないものだがストコフスキーの指揮したのが物々しい(ビクターJD五五九)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...親分?」物々しい空気に圧倒されて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物々しい身振りで読者を驚かそうとした当時の所謂(いわゆる)大衆読物の型に...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...狂躁的な姿を思ひ合せでもするかのやうな――物々しい...
牧野信一 「熱い砂の上」
...題名は物々しいが...
牧野信一 「月評」
...狼よりも物々しいグレート・デンが居るぢやないか...
牧野信一 「武者窓日記」
...したがって天神地祇という物々しい呼びかたまでが...
柳田国男 「海上の道」
...果し合いだ――」と物々しい触れ散らし...
吉川英治 「剣難女難」
...その物々しい顔を見まわしながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...聞えてまいりました」物々しい動揺(どよ)めきが...
吉川英治 「新書太閤記」
...物々しい数だった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まるで戦(いくさ)のような物々しい段取をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昭和にわたるあの物々しい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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