...防毒マスクという物々しい扮装でもって...
海野十三 「軍用鼠」
...だがホームズの振る舞いが物々しいことや...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...さきほどからの物々しい光景を見ていたムク犬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...物々しい気取りで書き納めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ファッショ」「ファッショ」「ファッショ」「ファッショ」はて物々しいと見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...てっきり今の物々しい奴等...
中里介山 「大菩薩峠」
...闇の中には物々しい囁(ささや)きが微風のように動きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いちいち封印をした物々しい品です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物々しい返事と一緒に戸口の障子を開けたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高張提灯(たかはりぢょうちん)の物々しい警戒振りです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの物々しい鼻息とか...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...そこいらに腰をおろしたさんだわらがいくつも散っている景色は物々しい眺めでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そしてそのところだけでしか通用しない物々しいやり方で...
三好十郎 「恐怖の季節」
...物々しい恰好の長針と短針が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...工具ばかり担ってゆく労兵隊などまで実に物々しいばかりな大行軍であった...
吉川英治 「三国志」
...その物々しい武者どもを乗せて...
吉川英治 「三国志」
...叡山一帯は今や物々しい戦備の中にあるらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...内部ではもうなんとなく物々しい空気だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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