...彼らの友情は牢固だ...
...会社の地位が牢固になった...
...彼女は自分の意見を牢固に信じている...
...安全な建築物を建てるためには、牢固な基盤が必要です...
...信頼関係はお互いをよく知ることが大切で、そのためには牢固なコミュニケーションが必要です...
...牢固(ろうこ)たる精神ありて戦敗はかえって善き刺激となりて不幸の民を興します...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...また「名誉と宗教とは十分考えた牢固たる決心の邪魔には決してならなかった」と公言した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...チベットへ行くのだという希望だけは牢固(ろうこ)として抜くべからざるものがあった...
太宰治 「花火」
...それほど此の「河原風」といふものは根強く牢固たるものであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...牢固たるものがあつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...かくして東亜新秩序を牢固と確立するためには...
豊島与志雄 「中支生活者」
...この地方に牢固(ろうこ)たる勢力を有している一政党に所属して居るがために優遇され...
火野葦平 「糞尿譚」
...又操守する所の牢固であつた柏軒先生が...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その信念のいかに牢固であつたかを徴するに足るのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自然主義以来牢固として脱けず...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...特に、寺院や旗本やしきに、隠し売女をかくまって、ひそと、労力のない利をむさぼる習慣は、以来、抜けきらないものになって、これが、柳営の大奥とも、いつのまにか、肉欲の地下道をつくり、奉行所の力でも、今では、牢固として、触れ難いものにすらなっていた...
吉川英治 「大岡越前」
...奇蹟を行う者だという考えは牢固(ろうこ)として抜くべからざる一般の通念になってきた傾きすらあった...
吉川英治 「三国志」
...牢固(ろうこ)として持っている野武士の頭領(かしら)とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...牢固(ろうこ)たる一城がいつのまにか聳(そび)えていたというような――不覚をとらんものでもありませぬぞ」「いかにも」「ご承知か」「あはははは...
吉川英治 「新書太閤記」
...牢固(ろうこ)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...牢固(ろうこ)たる門徒勢力が錯綜(さくそう)していて...
吉川英治 「新書太閤記」
...専横暴慢な脂(あぶら)ぎった浄海入道(じょうかいにゅうどう)という牢固(ろうこ)としてぬき難い先入観の障壁に囲まれているせいも大いにあるでしょう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...かれには牢固(ろうこ)たる勢力がある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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