...あの不思議な牝牛の話がすつかり聞ければ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...督促の期限がきれて執達吏から牝馬の差押(さしおさえ)を食わされたとき...
犬田卯 「荒蕪地」
...見る見る牝牛(めうし)の息の根をとめてしまいましたよ...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...あなたがそんなにおびえるのはどつと逃げる牝牛の群を追ひかけてものおそろしくも息せき切つた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...そうしてこの牝鶏と帰郷者との二つの悪夢はその後何十年の自分の生活に付きまとって...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...あなたはあの杓子の牡兎にお遇ひなりはしませんでしたか?」「とお仰ると……先刻あなたにお会ひした兎のことですか?」牝狐は赤面して...
中原中也 「山間秘話」
...老子の所謂「谷神不死」「玄ノ玄、牝ノ牝、コレヲ玄牝ト謂フ」の類...
萩原朔太郎 「宿命」
...ヘブリウでチャモール(牡)アトン(牝)...
南方熊楠 「十二支考」
...牝(め)牡(お)とも二歳で能(よ)く交われど...
南方熊楠 「十二支考」
...けだしその本隊は牝猴と事馴れぬ牡と少弱輩より成り...
南方熊楠 「十二支考」
...ドイツおよびロシアに広く信ぜらるるは牝鶏が牡鶏同然に鳴く時は大凶兆たり...
南方熊楠 「十二支考」
...この牝牛は子どもたちのことは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...「むろん牝鶏(めんどり)が生みます」「じゃあおめえはどうだ...
山本周五郎 「似而非物語」
...あるときは牝鹿のように歩きまわっているが...
山本周五郎 「お繁」
...栗毛の牝馬(めうま)であったという...
吉川英治 「新書太閤記」
...牝豚(めすぶた)」「なにをいえというんだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これは自分の曳いている牝牛の乳で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...牝牛の鼻づらを撫で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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