...彼は或は女の代りに牝(めす)ばかり発見していたかも知れない...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...とうとう牝鶏(めんどり)にうちあけてしまいました...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...其の牝牛の群を人間のと同じやうに思つてはいけないよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ほとんど外形を損じていなかったことを!」牝牛嬢の恋ケノフスキーは...
海野十三 「地球発狂事件」
...獲物を狙う牝豹(めひょう)のような感じで...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...気を失った牝蝦蟇は...
豊島与志雄 「春の幻」
...子供は牝にとって悦びなのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...するとまた今日(けふ)も牝牛(めうし)がその下(した)へやつて來(き)ました...
新美南吉 「お母さん達」
...灰いろの馬も薄栗毛の牝馬も要らないと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...牝鹿はまだ仔鹿が体内に身うごきしない前から知っている...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...猿の牝(めす)にも月經があるといふ...
三島霜川 「解剖室」
...牝馬を伴れ帰って介抱すれば...
南方熊楠 「十二支考」
...一は牝馬(ひんば)春を思う際身分より出づる粘液を採り...
南方熊楠 「十二支考」
...特に篤志だったはその児に何の縁なき一老牝で...
南方熊楠 「十二支考」
...晨する牝鶏を食えば主婦が亭主を尻に敷き続け得と信じたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...牝豕は他の毒虫に螫(さ)さるるも平気だ...
南方熊楠 「十二支考」
...漢方には牝鼠を一切用いず...
南方熊楠 「十二支考」
...息子が牝(めす)騾馬(らば)になったその母に跨(また)がることも生じようし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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