...自分は二頭の牝牛(めうし)を引いて門を出た...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...それから猫を打つ掃木(ほうき)、それから掃木を焼く火、火を消す水、水を飲んで咽喉の渇くのを止める牝牛、牝牛をさす蠅、蠅をかつさらふ燕、その燕を捕へる罠(わな)、それから――』『そんなにして何時までも同じ事が続くんぢやないの?』エミルが聞きました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...猛獣の檻には大てい牡(おす)と牝(めす)とがお揃いでいるものだわ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
... 115近く牝鹿は立ち乍ら之を救ふに力なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そして牝鶏(めんどり)のように首をつんとさして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...牝の隙だけを狙っていました...
豊島与志雄 「水甕」
...また片すみには牝(めす)の狼(おおかみ)のようなジョンドッレットの女房...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」女房は狼(おおかみ)の牝(めす)が牡(おす)に従うように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「殺されたのか死んだのかわかりませんが、二日前の朝、手飼いの牝犬が、お勝手口でコロリと死んでいたそうですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「牝猫じゃない、人間の女ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この剣があります」「牝狼や...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...牝虎は今の瞿多弥女...
南方熊楠 「十二支考」
...馬殊に牝馬を親愛する事非常で...
南方熊楠 「十二支考」
...論士サッダーこれを駁して牝鶏の晨するものは牡鶏同様魔を殺すの功あろうから殺すべからずと言うた...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「南窗集」
...白い牝鶏が今朝は卵を抱いている...
森鴎外 「鶏」
...またも牝牛(めうし)が話しかけました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...學校の子供等はこの哀れな殺された牝猫が...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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