...夏の闇の夜に路上の牛糞(ぎゅうふん)の上に蛍を載せておいたり...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...馬牛の群の中を牛糞を避(よ)け...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...乾かした牛糞(ぎゅうふん)でそれを焼きます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...巌神観二牛馬市一巌神四月開二牛会一尻如レ堵満街隘 貪目如レ炬群飲博場裡紛売買心腸黒二於牛一那因顧二我窮民憂一願使三牛価不二太貴一貧農深耕戸々秋 拍手声裡各牽掣 子母相別呼且答 牟々東西去尽後 市上畳余牛糞塔山間小市街の一風俗画...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...雨を祈るに以二牛糞一塗二場地一...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...いつでも牛糞の臭ひが溜つてゐるが...
北條民雄 「牧場の音楽師」
...牛糞を乾し固めたる物を...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...穢い所を奇麗にするには牛糞を塗る...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...牛糞の火は熱急ならぬ故肉を炙(あぶ)るに使うと...
南方熊楠 「十二支考」
...牛糞(ぎうふん)を塗つた四五人の僧は牛皮(ぎうひ)の靴を穿(は)いて居る僕等を拒んで堂内に入れ無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...竃と燃料に乾燥させた牛糞の籠とを据ゑて炊事を為し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それを見物している女子供の輪と足もとの馬糞牛糞に蠅も唸(うな)りをあげて巡(めぐ)っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...「牛糞町(うしぐそまち)」などといって...
吉川英治 「親鸞」
...豊富な牛糞を踏みつけるからであった...
吉川英治 「親鸞」
...牛糞町に住ませて置くのが...
吉川英治 「親鸞」
...牛糞や、棒切れが、ばらばらと庭の内へ落ちた...
吉川英治 「親鸞」
...牛糞(うしぐそ)町の童(わっぱ)」と...
吉川英治 「親鸞」
...牛糞(うしくそ)の多い北野の往来へ出て行くのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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