...ついぞ見なれぬ褐色のきたない三六版ほどの厚い書物(ほん)が載っていた...
生田春月 「聖書」
...それがまた非常なセンセーションを日本の青年社會に興起せしめ創刊號は再版まで發行するに至りました...
石川三四郎 「浪」
...これらの事に關する彼の著書にして更に數年遲れて出版されたならば...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...右の内第一に逮捕されし田中佐一は土地家屋を所有し相當資産ありて同志の祕密出版其他の費用をも負擔し居たるものなりと...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...戦前アントニー・アボットが提唱して「大統領探偵小説」と銘うって出版したあの合作小説だ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...兄が『日本の目ざめ』一巻をニューヨークのセンチュリ会社から出版したのもこの年の十一月である...
岡倉由三郎 「茶の本」
...出版した書肆が破産したり大震災のために紙型が焼けたりしたことも...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...行政及び司法上の統制(出版法...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...高野長英蘭語遺稿の翻訳・清朝秘録の出版・モラエス遺著の翻訳・西源院本太平記の刊行・聖徳太子憲法のドイツ語翻訳・愚管抄の英語翻訳・大日本外交文書の編纂出版・『御堂関白記』の複本作製・『帝王学』の刊行・国体明徴用書冊編纂(文部省)・『帝室制度史』編纂着手・等々一連の国粋文化宣揚運動など...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...或る事柄に関係していて――或る思想的秘密出版の手伝いをしていて...
豊島与志雄 「女客一週間」
...猶更出版して貰ひたいと思ひます...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...「英亜(えいあ)開版の歴史地理誌数書を閲(けみ)し中に就(つ)いて西洋列国の条(じょう)を抄約し...
服部之総 「福沢諭吉」
...自費出版で美しい詩集を出す事も出来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...宝永六年(1709)に出版になった彼の著『大和本草』に「本邦楓ノ字ヲアヤマリテカヘデトヨム」と書き...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...チヤチな東京版画(それ故にこそなつかしい!)を沢山描いた...
正岡容 「下町歳事記」
...外ならぬマルサス『人口論』第一版である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...国立出版所は、五カペイキや二十カペイキの廉価版を作って、それ等を売り出した...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...版元へ納まっている筈なんですぜ...
吉川英治 「魚紋」
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