...紙の片面にしか印刷されていない...
...彼女は片面の愛情しか与えてくれなかった...
...このコインは片面が裏返っている...
...彼は意図的に片面の情報だけを伝えた...
...この鏡は片面が拡大鏡になっている...
...提督室から洩れる灯かげを片面にうけて立っているスミス中尉を認めるや...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...お向ひのお家の二階屋根の片面に...
鈴木三重吉 「桑の実」
...片面を黒く塗った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...印を結んだ手は片面で...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...楯の片面の金色を...
太宰治 「創生記」
...行灯(あんどん)の灯が片面(かたおも)を照して居るせいもあるでしょう...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...片面が翳(かげ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手拭を吹流(ふきなが)しに冠(かぶ)って山風にチラチラと美しい片面を見せ乍ら...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...神々しいほど美しい片面を見せて...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...冬の日電柱に寒風がうなり、吹雪(ふぶき)の朝、電柱の片面に、雪が吹きつけられて凍っているのがちょうどその面(おもて)に日でも当たっているように見える...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...片面に褐赤色(かっせきしょく)の斑点(はんてん)がある...
牧野富太郎 「植物知識」
...子供のじぶん私は片面盤のレコードで持つてゐたが...
正岡容 「寄席風流」
...天爾遠波(てにをは)の落ちたのを直し補った程度のものに過ぎない)片面鬼三郎(かたつらおにさぶらう)自伝われ生まれて神仏を信ぜず...
夢野久作 「白くれない」
...門地高き家の三男にて綽名を片面鬼三郎となん呼ばれたる者也...
夢野久作 「白くれない」
...此の片面鬼三郎なりし事...
夢野久作 「白くれない」
...御身の悪念は此の片面鬼三郎が受継ぎたり...
夢野久作 「白くれない」
...如何にも吾こそは片面鬼三郎と呼ばるゝ日本一の無調法者に候...
夢野久作 「白くれない」
...幹にも小枝までにもその片面が日光を受けてゐる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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