...紙の片面にしか印刷されていない...
...彼女は片面の愛情しか与えてくれなかった...
...このコインは片面が裏返っている...
...彼は意図的に片面の情報だけを伝えた...
...この鏡は片面が拡大鏡になっている...
...提督室から洩れる灯かげを片面にうけて立っているスミス中尉を認めるや...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...チラリと見せた片面(かたおも)が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...片面を黒く塗った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...片面印刷も袋とぢといふ製本もインクが墨汁であることも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...幸福とは片面だけ色を塗った古額に過ぎない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...セツトが一つのために放送が半分しか聽けないのは新聞を片面しか讀まないやうなもので勿體ない話である...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...片面が翳(かげ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガックリとお通は美しい片面を伏せるのでした...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...神々しいほど美しい片面を見せて...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...片面に褐赤色(かっせきしょく)の斑点(はんてん)がある...
牧野富太郎 「植物知識」
...「私」の問題も片面ではその最たるものでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...松尾の肥った頬の片面を静かな色に染めていた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...片面ではかれらに一目おくふうがあった...
山本周五郎 「風流太平記」
...門地高き家の三男にて綽名を片面鬼三郎となん呼ばれたる者也...
夢野久作 「白くれない」
...われこそは生肝取りの片面鬼三郎よ...
夢野久作 「白くれない」
...片面鬼三郎にて通りし人也...
夢野久作 「白くれない」
...片面鬼三郎生年二十四歳...
夢野久作 「白くれない」
...生(なま)あたらしいその高札(こうさつ)の片面(かためん)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
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