...彼は片鎌で敵を瞬く間に斬り捨てた...
...彼女はよく片鎌を持って稽古をしている...
...この漫画の主人公は片鎌を武器として使っている...
...片鎌を持った武士が威風堂々と現れた...
...その縁側には古びた片鎌が置いてあった...
...題目の旗をさして片鎌鎗という道具立てが無いだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...大方はすゝきなりけり秋の山伊豆相模境もわかず花すゝき二十余年前までは金紋さき箱の行列整々として鳥毛片鎌など威勢よく振り立て振り立て行きかいし街道の繁昌もあわれものの本にのみ残りて草刈るわらべの小道一筋を除きて外は草の生い出でぬ処もなく僅かに行列のおもかげを薄の穂にとどめたり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...両柄(もろつか)の剣や片鎌の槍を扱ったり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...片鎌(かたかま)の槍(やり)を持って一同のうしろへ来ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐひとりが下から片鎌(かたかま)の槍をその手へ渡す...
吉川英治 「新書太閤記」
...その片鎌(かたかま)の槍をしごいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...片鎌の槍、ささ穂の槍、思い思いの一槍をかいこんで、黒衣のたもとを背にむすび、「――おのれ、今日こそ」と、院の名誉と、高足阿巌(こうそくあごん)の無念を、ここでそそごうとする宿意が、もう面(おもて)も向けられない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...くだ槍、片鎌、ささほ、十文字、おのおのがつかい馴れた一槍を横たえて、そのカンカチ頭とともに、血に飢えて躍ったのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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