...彼の意見は片角だけで、大勢に反するものだった...
...彼は、片角に切れた鉄のような目をしている...
...あの山には、美しい片角の滝がある...
...彼女は、片角でも彼の気を引きたいと常にあがいている...
...片角の星を見つけるために、天文台で観測をし続けていた...
...そはエスキモーが斯かる事を爲す時に用ゐる錘(おも)りと好(よ)く似(に)たる石片角片の遺跡(ゐせき)より發見さるるに由りて推考(すいかう)せらるるなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...彼は引きつらした口の片角(かたすみ)をびくびく震わした...
豊島与志雄 「二つの途」
...薄暗(うすぐら)き町(まち)の片角(かたかど)に車夫(しやふ)は茫然(ばうぜん)と車(くるま)を控(ひか)へて...
樋口一葉 「別れ霜」
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