...彼女は彼が自分の片腕だと思っている...
...そのプロジェクトにおいて、彼女は会社の片腕となって働いた...
...父親は私たちにとって言葉だけでなく、生活の片腕でもある...
...彼は事業の成功に欠かせない彼女の片腕だ...
...彼女は昔から彼に頼られることが多く、彼の片腕のようになっている...
...上衣を片腕から脱ぎかけて...
泉鏡花 「婦系図」
...片腕組んで一方の煙草を持った手を口の辺に持って行かれる容子とか...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...火事場に転がっていた片腕というのは...
海野十三 「深夜の市長」
...僕のピストルがこの男を倒すのが早いか」明智の左手は一人の黄金仮面の片腕をねじ上げていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...左手の無い片腕の男があるでしょう?」「ええッ!――片腕の男」助役は...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...私は自分の片腕を眼にあてて...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ふたたび北風の街角で向うからやってくるその姿があったそれは背中を折りまげ予備隊の群をさけながらおどろくほどやつれた妻の胸にしっかりと片腕を支えられ真直に風に向って何かに追いつこうとするように足早に通っていった黒眼鏡の奥...
峠三吉 「原爆詩集」
...彼は片腕を枯枝にまきつけて...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...片腕だけを残してどっちへ参りましたかいな」「いずれへ逃げたか知らぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...片腕の無い百蔵は前と変らず元気なもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは執念深い片腕の男...
中里介山 「大菩薩峠」
...片腕だけ仕上った夜...
火野葦平 「花と龍」
...彼女は包みを片腕に支へて...
横光利一 「悲しみの代價」
...片腕を斬られたとか...
吉川英治 「折々の記」
...彼が片腕とたのむ帷幕(いばく)の人...
吉川英治 「新書太閤記」
...片腕を傷つけられ...
吉川英治 「親鸞」
...まだ繃帯(ほうたい)のとれぬ片腕が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...わしにとっては片腕であった」と...
吉川英治 「源頼朝」
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