...もう片時雨が降り出したよ...
...午後からは片時雨が降るそうだ...
...片時雨でも道路は滑りやすいので気をつけてね...
...天気予報では片時雨があがるとのことだ...
...雨でも片時雨だと傘を持たなくても済むかもしれないね...
...片時の内に室神崎(むろかんざき)の廓(くるわ)に変つたとも思ひつらう...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...出来上がりが近づくと葉子は片時(かたとき)も編み針を休めてはいられなかった...
有島武郎 「或る女」
...天下の英才を集めて『国民之友』を賑(にぎ)わすのを片時も怠らなかった蘇峰はこの間に二葉亭のツルゲーネフの飜訳を紙面に紹介して読書界の耳目を聳動(しょうどう)した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...たちまちわかれて共に片時も忘れられず...
太宰治 「ろまん燈籠」
...この人生や宇宙が片時も活動をやめてゐないと同じやうに絶えず活躍をつづけて行かなければならないはずである...
田山録弥 「三月の創作」
...片時も心の安まる時がなかった...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...あれほどまでにして貰ふ仕合せな! その病人の傍を片時も去らずに看護する男子……...
田山花袋 「道綱の母」
...片時も休まらぬ病的な恐怖だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...僕はこれまで片時だって君を慕わずに過ごしたことはない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...これは片時も早く家路に帰った方が無事だとの考えを起しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...与八としては片時も離せない...
中里介山 「大菩薩峠」
...一日片時も怠慢に附すべからず...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...昼夜片時も機械を離れない組織(システム)だったが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...実は地理教育直接の目的を片時も忘れておったわけではなかった...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...心の中には片時も忘れ侍らず」「近ごろ日本の風俗書きしふみ一つ二つ買わせて読みしに...
森鴎外 「文づかい」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...朕が逆境に浮沈していた頃から卿のつくしてくれた大功は片時も忘れてはいない...
吉川英治 「三国志」
...片時も油断はならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??