...大きな円楯(まるだて)が片方の腕にのり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...片方の腕(うで)を高くあげて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...片方の腕に頬をのっけたまま寝息ひとつ立てない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...くちばしに千草姫の片方の腕輪をくわえて...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...片方の腕が地面に引きずっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...片方の腕を小園に執られて中学の坂を昇つた...
牧野信一 「淡雪」
...片方の腕を伸して...
牧野信一 「競馬の日」
...片方の腕を黒外套の蔽いからはねのけると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...片方の腕にかかっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...片方の腕を椅子の背に支えたなり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...「どうしましたね?」「今日はお父様珍しいのね」「ああ」泰造は宏子の片方の腕をとって自身は道の外側を暫くだまって歩いていたが...
「海流」
...彼は鋼鉄みたいに硬く強張(こわば)った片方の腕を彼女の腰へまわし...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...片方の腕で顔をおおった...
山本周五郎 「ちゃん」
...片方の腕がぐらっと力なく投げだされて...
山本周五郎 「つばくろ」
...片方の腕を抱えたまま...
山本周五郎 「風流太平記」
...片方の腕も彼に絡みついた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――つまらない」吐きだすように云って、起きなおって、片方の腕の、痺(しび)れたところを揉(も)んだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...片方の腕をかかえ込まれたまま...
吉川英治 「親鸞」
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