...ものの片寄るのが寧ろ普遍な現象だからである...
寺田寅彦 「伊香保」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...ともすれば左舷に片寄るので...
長谷健 「天草の春」
...復興局案國立劇場設立地は丸の内の印刷局のあとだつたさうだが、あたしの大劇場は、すこし片寄るが、隅田川を裏にして、淺草藏前の以前(もと)の高等工業學校のあつたあたりにしたい...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...呉竹を南の隅に植ゑしより片寄る春の夕風となる夫人の友人の一人で夫人の真価を最もよく了解する詩王高村光太郎君は白桜集の序で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...わっといって片寄るとたんに...
山本周五郎 「山彦乙女」
...つい偽飾や欺瞞の自意識にも片寄るのではあるまいか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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