...このとんぼの問題が片付くまでは...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...そんなにお目出度く事件が片付くものかと考えて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...万事が平易に片付くようだった...
豊島与志雄 「反抗」
...嫁入しては――一片づきに片付くではないか...
直木三十五 「南国太平記」
...倶に蔵書を取片付くる中突然悪寒をおぼえ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...要するにこういう問題はなかなかそう簡単には片付くものではないことを了解してもらえればよいのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...或はそれだけで食糧問題が大半片付くかもしれないということである...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...それとも己(おれ)の方がお前より前に片付くかな...
夏目漱石 「こころ」
...片付く訳が無いじゃありませんか」と云ったまま...
夏目漱石 「それから」
...物事が早く片付くでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一應片付くまで歸るのを延ばしちやどうだ」「でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...物事は一ぺんに片付くよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうにでも片付くものらしい」出窓のかまちに両肱(ひじ)をあずけ...
久生十蘭 「奥の海」
...寧(いっ)そ水を飲まぬ方が手短に片付くとは思いながら...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...テーブルが片付くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「松岡どののお帰りがあればこのものは片付くというもの...
本庄陸男 「石狩川」
...殊に現代で権威ある人々がそう実行すれば何の造作もなくそれが片付く...
牧野富太郎 「植物記」
...博多の人間(もん)なら仁輪加で笑うて片付くが...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索