...イデオロギー的の片よりがあつてはならず...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...――この黄金メダルは二つの破片より成るものにして...
海野十三 「少年探偵長」
...舌代(ぜつだい)お吸物 一志(シリング)刺身 十一片(ペンス)酢の物 十一片天ぷら 一志五片そば いろいろ 十一片より一志六片までうどん いろいろ 同ざるそば 十片蒲鉾(かまぼこ)十一片大根おろし 六片味噌汁 九片うに しおから 四片御飯 九片御漬物 三片その他いろいろとあるとおりに...
谷譲次 「踊る地平線」
...ただ昨日の破片より今日の破片の方が一歩だけ「全体」に近づいて来ただけである...
寺田寅彦 「スパーク」
...「あすこにどこかの女が、あなたに会いたいといっておりますよ」特別いかつい目でわたしを見ながら、彼はこう取りついで、わきへ片より、リーザを通した...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...大学の語学的な片よりを嫌って...
豊田三郎 「リラの手紙」
...元来二片より成り...
牧野富太郎 「植物記」
...(第四図)花は図上に示すが如く「イ」「ロ」の両片より成る...
牧野富太郎 「植物記」
...かつて故老より亀の甲は必ず十三片より成り...
南方熊楠 「十二支考」
...為家(ためいえ)の歌に「ゐる鷺のおのが蓑毛も片よりに...
柳宗悦 「蓑のこと」
...世情が改まってくれば解釈は片より...
柳田国男 「海上の道」
...それでさえ文庫の目録には国々各自の片よりがある...
柳田國男 「書物を愛する道」
...もしかすると埃及(エジプト)の木乃伊(ミイラ)の一片よりも高価なものでは御座いますまいか...
夢野久作 「少女地獄」
便利!手書き漢字入力検索