...この場合その問題をどう片づけるかさえ考えはしなかったのだが...
有島武郎 「星座」
...わざとドタンバタンと物を片づける音を立てて...
高見順 「いやな感じ」
...軽く片づけるなよ...
太宰治 「人間失格」
...きりきりしゃんと素早く仕事を片づける手際(てぎわ)は...
太宰治 「パンドラの匣」
...若い娘が小さな裁縫箱を片づけるような注意でそれを整理していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...灰わが家のあとを片づける...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これを部屋(へや)の中へ入れて、片づけるんです...
夏目漱石 「三四郎」
...例の用事を片づける義務があるから...
夏目漱石 「三四郎」
...もうそろそろどこかへ片づけるとか婿(むこ)を取るとかしなければなりますまいが」「そのうちの一人の方(かた)が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そりを片づけるのに手間がかかるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...運悪く晩飯の残りを教壇から片づけることを怠っていたので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女がひとりではじめ動かそうと考えていたたんすと机とを片づけるだけではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...いそいそ立ち上がって大急ぎでその辺を片づけると...
正岡容 「小説 圓朝」
...七日の夜は仕事を片づけるために眠れなかったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...勿論私は出来るだけキチンと事務は片づけるようにいたします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)こうした陳腐な言葉でこねあげられたものは(多くの人々はこのお蔭でその研究を手軽に片づけるが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを頭割りで片づけるなんてあこぎなまねは...
山本周五郎 「青べか物語」
...もう片づけるのは明日(あした)にしよう」と死骸を廻って歩きかけたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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