...片づけると云つても大したことはない...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...要するにいっさいの荒々しき作業を片づける...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...「残っていることを片づけるとしましょう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...自分の一身上の肉体に集中することによって片づけることが出来る...
戸坂潤 「読書法」
...二十年来の懸案を片づけるためである...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...これを部屋(へや)の中へ入れて、片づけるんです...
夏目漱石 「三四郎」
...相手を片づけるぐらいの事なら訳はないという気持も手伝った...
夏目漱石 「明暗」
...「人間性」という普通的な名詞で片づけるわけには行くまい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ここへ来たばかりの彼であれば浅ましいと一言で片づけることも出来たであらうが...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...我々の紛争を片づけることができないのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「これだけ身のまわりを片づけるにはかなりな日数がかかっている筈だ...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...野郎はあっしが片づけるから...
山本周五郎 「ひとでなし」
...このまま片づけるのも芸のねえ話だかんナ……エヘン」「止せったらヂック……そんな事をしたら化けて出るぞ」「ハハハハ……化けて出たら抱いて寝てやらあ……何も話の種だ……エヘンエヘン」「止せったら止せ……馬鹿だなあ貴様は……云ったってわかるもんか」「まあいいから見てろって事よ……これあ余興だかンナ……俺の云う事が通じるか通じないか……」って云ううちに...
夢野久作 「支那米の袋」
...つまり主人から酒の座を片づける意味を表示したことになる...
吉川英治 「三国志」
...但馬(たじま)播磨(はりま)の掃討(そうとう)を片づけると...
吉川英治 「新書太閤記」
...「お綱でもか? あの女を手に入れても」「さあ、そいつあどうだか分らないが、今まで手にかけた女はみんなそうだった」一角はまた猥談(わいだん)かというふうに少しさげすんで、「片づけるなら、宅助を呼んだがいい」「あいつ、そこらにいるかしら」「最前、お長屋で門番と将棋(しょうぎ)をさしていたようだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...麓のやつが片づけるだろう」「だが……待てよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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