...直に仕事にかかれるやうに机の上を片づける...
芥川龍之介 「霜夜」
...「あのお前さんが片づける時にと思っていたんだがね...
有島武郎 「或る女」
...山小舎の中を片づけるにしても...
石川欣一 「可愛い山」
...この問題を片づけるのは比較的楽である...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...鶴子さんは立上つて鏡臺を片づける...
高濱虚子 「俳諧師」
...局部的な変態として片づけるといった具合いであって...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...身のまはりを片づける...
種田山頭火 「其中日記」
...この時社会を自然的な乃至一般に超歴史的な諸関係としてのみ理解し片づける理由は何処にもあり得ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...之は単に官尊民卑などと云って片づけることの出来ない処の...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...残りの一畝を片づけるつもりで...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...まずそれから片づける事にした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...こんな大袈裟(おおげさ)な問題を片づけるのだから...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...「変なことと仰しゃると?」「庭男の与吉の死骸を取片づけると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その片づけるところがまちまちになり...
室生犀星 「巷の子」
...我々の紛争を片づけることができないのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを頭割りで片づけるなんてあこぎなまねは...
山本周五郎 「青べか物語」
...野郎はあっしが片づけるから...
山本周五郎 「ひとでなし」
...毎朝の二つ枕を片づけるあの折の感情はべつにして...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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