...簡単に片づけることのできない混乱を与えそうでしかたがなかった...
有島武郎 「星座」
...山小舎の中を片づけるにしても...
石川欣一 「可愛い山」
...一昨日の汚れものをやつと片づける...
種田山頭火 「其中日記」
...之を例えば歴史学から区別された単なる社会学として片づけることは出来ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...いわゆる深刻型のセンチ性でもって片づける誘惑に惹かれた...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...特に焼けた家を片づけるため灰を掘ったり瓦を運んだり...
永井隆 「長崎の鐘」
...二十年来の懸案を片づけるためである...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...片づけるにも骨が折れるからね」敬うべく愛すべき宗近の父は依然として母と藤尾の味方である...
夏目漱石 「虞美人草」
...そろそろどこかへ片づける必要が逼(せま)って来るだろうね...
夏目漱石 「行人」
...原口さんはまず用談から片づけると言って...
夏目漱石 「三四郎」
...その役人は書類もなしには何一つ片づけることはできません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...本を片づける仕事その他できのうまでゴタゴタ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その片づけるところがまちまちになり...
室生犀星 「巷の子」
...館の間取を図に書いてくれ」「一ノ関へゆくのか」「兵部を片づける」と七十郎はまた微笑した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...このまま片づけるのも芸のねえ話だかんナ……エヘン」「止せったらヂック……そんな事をしたら化けて出るぞ」「ハハハハ……化けて出たら抱いて寝てやらあ……何も話の種だ……エヘンエヘン」「止せったら止せ……馬鹿だなあ貴様は……云ったってわかるもんか」「まあいいから見てろって事よ……これあ余興だかンナ……俺の云う事が通じるか通じないか……」って云ううちに...
夢野久作 「支那米の袋」
...おれが片づけるから...
吉川英治 「平の将門」
...そこに散らばっている変圧器(トランス)や真空管(ヴァキューム)などを片づけると...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
...――しかしこれは片づける事自身に対する反感ではなくて...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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